第46話 ページ15
「A〜、
これ、担任に提出しなきゃいけねー奴なんじゃなかったの?」
作業してたやつが、紙の束を持って言ってきた。
んん?
も・し・や、それは・・・
「内装の最終案と、それに必要な材料が書いてあるけど・・・。」
「どわっはっはっは〜!」
「「「え!?」」」
やべえ、忘れとった。
忘れちゃダメな奴、マジで忘れとった。
「真昼に誘われて休憩してたら、
宇宙のかなたまで記憶が飛んでた。
これで怒られたら、責任とれよ。真昼。」
「なんでだよ!!
ほら、怒られんのやなら、さっさと行って来いよ。」
「ウィーッス」
そう言いながら、束を受け取り、廊下にでる。
「ふんふふふ〜ん♪」
とりあえずスキップしながら、鼻歌を歌っとく。
うわっは〜い!!私って人気者☆
みんな、めっちゃ怪訝な目で私を見てくるよ〜!!
「へいっ☆」
って言ったら、
『ヤベェ、コレ目ぇあわせちゃダメな奴だ』
って声が聞こえたよ((キラッ
私だって好きでこんなことやってるわけじゃない。
ヤな気配を感じる。
あの、忌々しい気配がさ。
少しでも気を紛らわしていないと・・・ね。
真昼、大丈夫かな・・・。
コスモス、置いて来たの、失敗だったかな・・・。
さっさと、職員室に行って来よ。
まだ、大丈夫だよね・・・?
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作者名:あき | 作者ホームページ:
作成日時:2015年3月2日 15時