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「おばさーん。京治の部屋あがんね。」
「はいはーい。」
最近来ていなかった京治の部屋。
いつも綺麗で、少し落ち着かない場所でもある。
「…早く帰ってこないかなぁ。」
京治のベッドにもたれて、匂いをかぐ。
(京治の匂い…)
カチカチと規則正しく鳴る秒針が心地よくて
いつの間にか意識を手放していた。
ー
久々に夢を見た。
あまり鮮明ではないけれど、京治の夢。
「…んっ。」
目を開けると、頰に一筋の涙が伝っていた。
(泣いてた…?)
「A。」
ふいに呼ばれた方へと顔を向ける。
少し気まずそうな京治の表情。
沈黙が私達の間に流れた。
「…け、京治、あのさ…」
「ごめん。」
京治が私の言葉を遮って謝った。
「…どうして私のこと避けるの?」
きっと今はまわりくどく聞くよりも
直球で投げかけたほうがいいと判断した。
京治は小さく深呼吸する。
そして意を決したのか顔を上げる。
「俺…舞衣と付き合ってるんだ。」
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無気力さん(プロフ) - JKさん» 赤葦のイケメンさは、全て使わないと勿体無いので、すごく頑張ってます!笑 夢主ちゃんの感情は、繊細さをだそうと交信するときすごく考えてます笑 更新頑張ります! (2018年4月1日 21時) (レス) id: 14336173ff (このIDを非表示/違反報告)
JK - あと夢主の感情がすごく共感できて、続きが気になります!!更新待ってます! (2018年4月1日 18時) (レス) id: da8b836921 (このIDを非表示/違反報告)
JK - 赤葦のいいところが細かく描写されていて、さらに好きになってしまいます!!ほんとにかっこよすぎですね! (2018年4月1日 17時) (レス) id: da8b836921 (このIDを非表示/違反報告)
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