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5話 ページ6
「すいません、スカウトのお話を受けることはできません」
気づいたらそんなことを口走っていた
「、、それはなぜ？」
「、、どうしてもその事務所に入りたくてオーディションを受けそれでも入れない人がいるのに
私はスカウトされて入るなんてできないです」
「ほぅ、、でもね、ジャニーズにもスカウトで入っている子はいるんだよ？」
「その人たちと私は違う
私、スカウトして貰えるって聞いた時
入ったら自分で働くことができるって
言い方を変えたらお金を稼げるって思っちゃったんです
そんな考えの人がスカウトされるのはおかしい
一生懸命輝きたくって頑張ってる人たちに失礼です
だから、私h((」
「、、、ップ、あはははははははは！」
「、、へ？」
「you、面白いこと言うね笑笑」
「いや、話聞いてましたか！？」
「ああ！もちろんだよ！
そんな志望動機で事務所に入ろうって言うのも面白い！
それに、」
–––––––––––スカウトが嫌ならオーディション、受ければいい
少しづつ、歯車が動き出した
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作者名：リヒト | 作成日時：2018年3月31日 23時
