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4話 ページ5
コポコポ……
コーヒーを入れる音と一緒にコーヒー独特の香りが漂う
『やっぱコーヒーだな』
顔がほころび、1人ポツリと呟く
やはり昼間は暑いと、夜は寒くなりやすい
アイスコーヒーをストローで力無く飲んでいた昼間を思い出し苦笑いする
『ちょっと寒い…かも』ブルッ
入れたコーヒーのカップを手に取り、パソコンの前まで歩き出す
《ガッ……ガーガー》
『っ、ビックリした』
一応電源は入れていたが少し距離が遠いようで
コーヒーを机に置き、キーボードで彼奴らの
現在地を確認する
カタカタカタカタ
『えっと…ヴェスパニア鉱石採掘場？』
え、マジか
彼奴らそんなとこ行ってるのか
ルパンから操作を任された機材には、現在地が表示されている。
『しかも、立ち入り禁止地区ねぇ』
《ガッ…ガーで、ガーガー》
『お』
雑音の中に声が聞こえた
……試しに呼びかける
『おーい、次元』
《ガッ…ガーガー……んだ？》
『そっちは聞こえてる？』
声は聞こえはしたが、まだ完全じゃない
なのでもう一度確認をとる
《ガー……ん？聞こえるか？》
《あーいーうーえーおー！！》
『っ！！！聞こえた。ルパン煩い』
さっきまで聞こえ無かったので、油断していた
タイミング悪過ぎだろ
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作者名：Ｋ介 x他1人 | 作成日時：2016年10月16日 16時
