検索窓
今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:21,166 hit

10話 ページ11

ルパンは他に拠点としている場所はあったが、数時間前に狙われたばかり。
一応安全をとって今日は俺の拠点で寝泊まりすることになった。今は風呂に入っている。

次元もボディガードとして提供された場所があるが「俺は寝る。」と言ってソファーに横になっている。

おそらくアイツも泊まりだろう。


明日の朝にでも風呂に入ってもらうとする。




コーヒーを飲み終えたコップを持って行く時に、横になっている次元が視界に入る。


あの寝方は明日痛むだろうな、と先程手当した時に見つけた怪我を思い出しながらそんな事を思った。

一応言っておくか。




ソファーに仰向けに横になっている次元は顔を隠すように帽子をのせている。
息苦しくないのか、それ。


上からその帽子をヒョイッと取り、顔を見る。
まだ部屋は少し明るいため眩しさに目を細めた次元。
まだ起きてはいたらしい。



『悪ぃ、お前の寝方が気になってな。そのままだと明日体痛めるから場所変えてくれ。』

次元「別にこのままでいい。」


『ボディガードなんだろ?体の不調はないに限るだろうが。』

次元「それぐらいで実力が変わるほどヤワじゃない。」



あー、これは動く気ないやつだ。
本人がそれでいいならもう言う気はない。

ハァーと1つため息が出る。




チリンッ




小さな金属音が出ると、自分の首元からスルリとネックレスがたれる。

次元も覗き込んでくるルカの顔から目線をネックレスに移す。
その先には1つの指輪が付いていて薄いピンク色の宝石が輝いている。彼女の性格から普段選ぶことのない色とデザイン。


おそらく贈り物……だと思われるそれに、何かひっかかった。

11話→←9話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:K介 x他1人 | 作成日時:2016年10月16日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。