52 WNside ページ9
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結局あいつが出て行ってからずっと部屋にこもって本を読んでたけど
本にすら集中できなくて最終手段としてはベットに入ったが空腹のせいか全くねれない。
飯だって朝からまともに食ってないし
アルムが作ってくれてたみたいだけど
なんか食う気が起きなくて食ってない
食欲だけじゃなくて、
ただ単純にあいつのが良いって思ってたのかもしれない
とか思ってしまう俺は相当あいつに振り回されてる
0時回って少し経ったぐらいに玄関が開く音がした
俺は迷うことなくベットから起き上がってリビングに向かった
リビングに入れば今にも寝そうなあいつの姿があった
なんとなく寝させたくなくて
気付けば
WN「帰ってたんだ、」
なんて、どうでも良いことを口から発していた
帰ってたことぐらい知ってるくせに、、、
俺を見るなり飛び起きるあいつ
眠いくせに俺がお腹空いたと言ったらキッチンから食う物持ってきてくれて
本当どこまでお人好しなんだよ…
そして急に黙ったと思ったら今朝の事を謝ってきた。
あれはただ俺がイライラしてただけなのに、
あいつは申し訳なさそうに謝るんだ
はあ…
俺の方が悪いって言ってんのに自分を責めてるあいつがなんか可愛いく見えて
気付けばソファーに座るように言っていた。
挙げ句の果てには近くに来いなんて言って自分が自分じゃないことに戸惑いながらも
あいつに話そうと思ってた事を話そうと話し始めた否や
隣からスーッって聞こえてきて
首をコクコクさせながら、目は完全に閉じられていた
WN「お前って大事な時にこうだもんな…」
俺の隣でスヤスヤ寝てるあいつを見ながらふと呟く
その後は俺のベットに運んで俺はリビングのソファーで眠った
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作者名：ゆう | 作成日時：2017年8月4日 13時
