13人の不良くん

29 JHside ページ32

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あの後すぐ俺たちの宿舎に帰ってきてAを俺のベットに寝かした。



俺の目の前で気持ちよさそうに眠るA



親友ちゃんには悪いけどAをおびき出す作戦はこれしかなかった。



でもいざAを目の前にしたら何を言っていいかわからない



Aが目を覚ました時俺は何て言うんだろ...そればかり考えてる




＿ 久しぶり とか？


＿ 元気だったか？ とか？


＿ ごめんな とか？






『ん....』







JH「目、覚めたか？」






『ん、え....?









お、おっぱ....?』







寝起きの目で俺を捉える瞳がどんどん潤んでいくのがわかった






JH「泣くな、ばかA」




Aの目からぽたぽたと垂れる涙を指で拭う






『だって、オッパ急に居なくなっちゃって、何も言ってくれなかったし...もう会えないのかと....』






JH「ごめん、本当にごめんA」






泣きながら震えるその小さい体を俺は強く抱きしめた






『苦しいよ、オッパ(笑)』





だいぶ落ち着いたのか冷静な口調のA






JH「ああ、悪い、(笑)」




本当はもっと抱きしめていたいけどまずは話が先だと思って名残惜しくもAを自分の腕から解放した

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