誕生日会 ページ13
其れから二人の後輩からのセクハラが業務になりかけている今日日
遂に誕生日会の日がやって来た
・
首領室の大きな扉の前に立つ
少し緊張し乍らもノックをすると、大きなドアが自動的に開いた
いざ部屋に入ろうとすると…
｢A、目を瞑って！｣
『は、はい！』
エリスちゃんの急な要望にぎゅっと目を瞑る
そして手を引かれて何処かに誘導される
電気が付いていない様で光が感じられない
『エリスちゃん、もう佳いですか？』
｢待って後、二歩だから＿＿よしっ此処で止まって回れ右！｣
『はい』
云われた通り回れ右をし、恐る恐る目を開けると
『…！！こ、此は…』
私の視界に飛び込んで来たのはヨコハマの街の綺麗な夜景だった
ビルの灯り、観覧車の光、車や信号の光までもがカラフルなイルミネーションの様でその光一つ一つが絶景の一部となっていた
首領室で誕生日会を開いた事も
電気が付いていなかった事も
全て私にこんな綺麗な夜景を見せてくれるためだったんだ…
少しでも私の夢を叶えようとしてくれたんだ…
私が後ろを振り向くのと同時に
“ハッピーバースデーディアA！！”
明かりが付き、クラッカーの音と同時に皆からお祝いの言葉を貰った
『本当に…本当に有難う御座います、こんなに佳いプレゼントまで用意して貰って私は幸せ者ですね』
｢喜んで貰えて佳かったわ！｣
｢Aちゃん、私には君の夢を叶える事が出来なくて申し訳ないね｣
『そんな事無いです!!この部屋で綺麗な夜景を見させて貰えたし、皆さんに祝って貰えたし、もう十分過ぎます!』
＿＿私には�猝喚瓩�有った
『今日は素敵なパーティーを開いて下さって有難う御座います、首領、エリスちゃん、姐さん、黒蜥蜴の皆さん、後、太宰君と中也君…？あれ?二人が居ない…?』
＿＿其れは
�爛茱灰魯泙粒垢鮗�由に散歩する事��
｢そろそろかのう?｣
＿＿此を聞いてちっぽけだと云う人が殆どかも知れないけど其れでも私は…
｢OKだよ中也｣
『え?』
何処からか聞こえてくる電話越しの太宰君の声
その瞬間、電気が消えた
そして誰かにお姫様抱っこされた事に気付く
『え！？どういう事？！』
いきなりすぎで頭が追いつかない
｢しっかり掴まってろよA｣
私を抱き上げて居るのは中也君らしい
『どういう事中也君!?』
其の言葉と同時に大きな窓硝子が割れ、私は中也君に抱えられた儘首領室から飛び出ていた
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柚猫(プロフ) - 七海@月と星−−君と幸福な世界さん» コメントありがとうござまいます！！！微笑んで頂けてめちゃくちゃ嬉しいです！！私もコメントを見て毎回微笑んでおります(*^^*)本当に更新の励みになります！！ (2018年10月3日 7時) (
レス) id: c200eb4d62 (このIDを非表示/違反報告)
七海@月と星−−君と幸福な世界(プロフ) - 中也さんと太宰さんの色気が…！読みながら微笑んでおります…！更新、頑張って下さい！応援しております (2018年10月3日 0時) (レス) id: 94153de35f (このIDを非表示/違反報告)
柚猫(プロフ) - 月瀬ゆうめさん» 意味深な事をいつも考えてますね。煩悩だらけです(゜∀゜) (2018年10月2日 22時) (レス) id: c200eb4d62 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - 柚猫さん» あんなことやこんなことですねｗｗ意味深。 (2018年10月2日 21時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
柚猫(プロフ) - 卯月さん» コメントありがとうござますぅうぅうう！面白いって貰えてほんとに嬉しいです！！これからの更新の励みになります！！ (2018年10月2日 19時) (レス) id: c200eb4d62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずんこ | 作成日時：2018年8月22日 23時
