痛い ページ36
ジョシュアさんを見送って店で初めて1人になった。不安でいっぱいだったけどお客さんはしっかり対応する事ができたし、常連さんはいつもと感じが違っていいねと言ってくれた。今日のお店は午前中だけだったから午後は暇だなぁ…。
そうだ!久しぶりにお母さんの病院に行こう。思い立ったらすぐ行動、という事で色々乗り継いで病院に着いた
『お母さん?』
母「あらA来たの?」
『うん、調子はどう?』
椅子を持って来て側に座った
母「もう大分動けるようになって来たわ」
父「嘘つけ笑。まだ油断するとすぐこけるくせに」
『そうなの?』
母「うん…まぁね」
父「実はこの後また元の病院に移って手術をするらしいんだ」
初めて聞いたよそんな事
父「中に入っている器具を外してまたリハビリをして退院だってさ」
母「だからまだかかりそうなの。ミンギュ君に申し訳ないわね」
父「そうだな…」
そんな深刻に考えなくても大丈夫だと思うけどな。なんやかんや喜んでくれてるし、いつもニコニコしてるよ?
父「なぁA」
『ん?』
嫌な予感がする。聞かないほうがいいと頭が告げているけど拒否する事ができない
父「アルバイトも辞めて、父さんの所に引っ越して来ないか?」
『でも学校はどうするの?』
父「通えない距離じゃない。でもAが嫌だったり負担に思うなら無理にとは言わない」
『…ちょっと考えさせて』
笑顔を作ってそう言ったけどきこちなかったかな。そっと私の頭にお母さんの手が触れた。
母「無理、しないでね」
『…うん。』
久しぶりのお母さんの温もりに思わず泣きそうになるけどここで泣いたらもっと心配するでしょ?だから我慢した
病室を出てお父さんと一緒にお昼ご飯を食べに出かけた。久しぶりの時間はとても楽しかった
帰り道、いきなり後ろから首を掴まれた
「あなた、イAさん?」
最後まで聞かずに女の人はそう言った
『はい』
なんでこの人私の名前知ってるんだろう
「あなたもうスンチョルさんに会わないでもらえる?」
『…え?』
予想外すぎる言葉に頭の中が追いつかない
YG「私、スンチョルさんの婚約者のキムユジョンって言うの。知ってるでしょ?だからあなたがいると邪魔なのよね」
キム・ユジョン韓国で有名なグループの1つだ
このグループの経営するホテルを目標にする人も少なくない。
こんなにすごい人がスンチョルさんの婚約者だったんだ…
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蓮兎 - かなとさん» ご指摘ありがとうございます。直ちに対処させていただきました。 (2019年4月9日 17時) (レス) id: 5f35896a0c (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年4月9日 12時) (レス) id: a6e6d18aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮兎 | 作成日時:2019年4月9日 11時