検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:44,968 hit

集めて SC ページ11

DN「?どういう意味ですか?」

SG「代表と話してからこればっかり」

DN「そうなんですね」


Aちゃんの家が近づくにつれて思い出が蘇る。君との楽しかった思い出
もし君に会ったら戻って来てくれと言ってしまうかもしれない。会いたかったと抱きしめてしまうかもしれない
でもその思いを全部押し込めて、君との日々を綺麗な思い出にするために。


DN「着きました!ヒョン!」


チャ二の声が明るい。スングァナの表情も
でもその期待には答えられない。
緊張と高鳴りで早く刻む鼓動を感じながらインターホンを押す。…出ない
今は外出中だったかな。もう少し時間を考えればよかった


DN「出ませんか?」


運転席の窓からチャ二が顔を出す


SC「うん、時間考えればよかったかな」


ご近所さん「あの…」


SC「はい?」


近「もしかしてイさんをお尋ねですか…?」

SC「はい何時頃帰ってくるか、分かったりしますか?」

近「イさんは帰って来ませんよ」

SC「…え?」

近「つい先日、引越されました」

SC「あ…そうなんですね。ありがとうございます」


その人は頭を下げてそそくさと行ってしまった


DN「ヒョン…」

SG「どうします?どこに引っ越したから知ってる人探してみます?」


ひとまず屋敷へと車を走らせながらチャ二が聞く


SC「いや、いいんだ」

DN「どうしてですか?せっかくAちゃんが戻ってくるかも知れないんですよ?」

SC「…本当は今日、さよならを言いに来たんだ。連れ戻すつもりなんてないよ。もうちゃんと終わらせようって思って」

SG「なんで、なんでヒョンはそうやって俺には何もないみたいな」

SC「実際何もないだろ。お前達のことも守れなかった。あの時、勇気と力があれば離れずに済んだかも知れないのに」

SG「…待ってますよ俺はいつになってもいいからヒョンが迎えに来てくれるのを待ってます。また、みんなで暮らすのを待ってます」

DN「僕もです。きっと離れてるヒョン達もみんな待ってますよ」

SC「なんで…」

DN「ヒョンだからですよ。力がなくたって、勇気がなくたっていいんです。ヒョンだからみんなついて行くんです」

SG「チャ二の言う通りですよ!力がないなら合わせればいい!勇気がないなら持ち寄ればいい!今はみんな大人になりましたよ?末っ子のチャ二がこうなんだから。だからそんなこと言わないでください」

SC「…ありがとう、お前達。」


ねぇAちゃん。もう少しだけ、君の場所を作っていてもいいかな

難しい SC→←支えはとって SC



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

蓮兎 - かなとさん» ご指摘ありがとうございます。直ちに対処させていただきました。 (2019年4月9日 17時) (レス) id: 5f35896a0c (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年4月9日 12時) (レス) id: a6e6d18aa3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蓮兎 | 作成日時:2019年4月9日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。