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優しい人 ページ6

間一髪避けることができた。
ただ背中が痛い
女の子を立たせると笑っていた


子「風船飛んでっちゃった!」

『そうだね、飛んでっちゃったね!』


この笑顔を守れた事は私の人生で一生の誇りだと思う。ホントに。

『痛いとこない?』

子「うん!大丈夫!」


立ち上がった時に背中に痛みが走った。やっぱりカフェに寄って手当てしてもらおうかな。
その子の手を握っていたお母さんが目に涙を浮かべて駆け寄ってきた。


子の母「本当にありがとうございました!」

『いや、そこまでのことじゃないので、気にしないでください』

人1「姉ちゃんかっこいいよ!」

人2「よくやった!」

ペコペコと頭を下げてくれるお母さんと鳴り止まない拍手になんだか申し訳なくなりながらその場を後にした


3分ほど歩いた時側に大きな黒い車が止まった
何だ何だ人が降りてきた。自然と足を早めた。


?「あ、あの、すいません!怪しいものではないんです!」


振り返らざるを得なかった


『…どなたですか?』

SG「僕はスングァンと申します。先程あなたが小さな子を助けたじゃないですか」

『はい』


Aは名刺を手に入れた。


SG「その時に走っていた車に乗っていたものです。あなたがあの子を助けてくれなかったらきっと…」

表情がコロコロ変わる人だなぁ。でも悪い人じゃなさそう

『あぁ、そういうことですか』

SG「はい、本当にありがとうございました。そこで、もし、迷惑じゃなければ車で送迎させて頂いてもよろしいでしょうか?せめてもの感謝の気持ちとして…?」


うーん凄く腰を折って覗き込んでくれるのはありがたい。(背の低さを痛感したよ!)(160cm)
でもいくらいい人そうとはいえ、家まで送ってもらうのはなぁ。でも厚意を無下にするのもなぁ。あ、いいこと思いついた


『じゃあ、私のバイト先まで送っていただいてもいいでしょうか?』

SG「はい、もちろん!喜んで!」


パァァという効果音をつけたいくらい表情が晴れたスングァンさんにどうぞどうぞと促され車に乗った
隣には男の人が座ってこっちを見てたから軽く会釈した。その人は一瞬驚いた後会釈し返した


SG「あれ、僕乗るところない…」

『…やっぱり私降りますね!』

SG「いや、歩いて帰りますよ僕!ダイエット中なので!」

?「ヒョン、前空いてますよ笑」

運転手さん…

SG「あ…はい。」


スングァンさんは顔を見合わせて笑った後無事前の座席に座った


車は走り出した。

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蓮兎 - ユンさん» ご指摘ありがとうございます。対処させていただきました。 (2019年4月14日 0時) (レス) id: 5f35896a0c (このIDを非表示/違反報告)
ユン - 「いらっしゃいませ」が「いらっしゃしませ」になってますよ (2019年4月11日 15時) (レス) id: c8e3630b33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蓮兎 | 作成日時:2019年4月3日 20時

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