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にちか様の声が響き、柱達はその場に跪く。

「炭治郎君」

何が起こっているのか分からず、ただその場に立ち尽くしている炭治郎君を跪かせる。
それと共にお館様が現れ、炭治郎君と禰豆子ちゃんの事は容認していると俺達に告げた。
そしてその事を柱である俺達に認めてほしいとの事。

「認められませんお館様。人間なら生かしても良いが鬼は駄目です」

「うむ!心から尊敬するお館様の言う事でも納得できない!」

「僕はどちらでも…すぐ忘れるので…」

「私は、お館様のご意見に従いますっ」

「嗚呼…お館様のお願いでも…これは聞けない…」

「俺も派手に反対する!」

「信用しない信用しない。鬼は信用できない」

俺、冨岡さん、しのぶ以外の柱がお館様に答える。

それぞれの考えは、まさに十人十色と言えるだろう。

「手紙を」

「はい。これは元水柱、鱗滝左近次様からのお手紙です」

にちか様が手紙を読み上げる。

手紙には、もし禰豆子ちゃんが人を襲えば、炭治郎君と鱗滝さん。そして冨岡さんが、腹を切って詫びると書いてある。

三人の命が賭けられている状況だ。
それには反対派も反論出来なくて、落ち着いた空気が少しの時間流れた。

「切腹するから何だと言うのか。死にたければ勝手に死に腐れよ」

そう言い放った不死川さんの言葉に感化されたのか、伊黒さんと煉獄さんも意見する。

「不死川の言う通りだ」

「うむ!襲われたらひとたまりも無い!奪われた手や足も戻ることは無い!襲わないという証明もつかない!」

「そうだね。でも、襲うという証明もつかない」

お館様は煉獄さんの意見の矛盾点を突き、そして誰も思いつかないような(・・・・・・・・・・・)事を言った。

__炭治郎は鬼舞辻に遭遇している。と。

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作者名:藤崎風花 | 作成日時:2020年12月29日 0時

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