かまぼこ隊に○○されたいだけの短編集【鬼滅の刃】

伊之助に壁ドンされたい！　　　　　(オカピさんリク) ページ17

 


(オカピさんリクエストありがとうございました！)


「あっ！伊之助帰ってたの！？帰ってきた時は……？」

　私が帰ると、伊之助が既に任務から帰っていた見たいで玄関で仁王立ちしていた。

「ただいまだろ！！分かってたぜ俺は！！」

「正解！覚えが早いぞ伊之助！！おかえり…ってのもなんか変だな…私が今帰ってきたんだし……改めて、ただいま！！」

「おぅおかえりだ！！そしてお前を待っていたぞA！！」

　私は靴を脱ぎ揃えて、廊下に上がりながらこう言った。

「そうなの…？何かn」

　だが言い終える前に


　ﾄﾞﾝｯ……ﾋﾟｷﾋﾟｷ…

　伊之助が近づいてきたかと思ったら、

　衝撃音と共に壁のひび割れる音がした。


　伊之助の猪の被り物と私の鼻が当たりそうなほど近く、左側には伊之助の腕が壁についてあった。

　そう、これは……

「見ろA！！これがなんだか分かるか？？」

　……ﾊｯ！伊之助は新しい知識をここでドヤりたいのではないか？

　よし、可愛いから知らないふりをしよう。

「えっ？何？これ……壁割れてるけど……」

「知らねぇようだな！！これは……壁爆だ！！」

　おしい！！

　だが、確かに伊之助の場合壁ぶっ壊れてるし壁ドンじゃなくて壁爆ってことでいいのでは……？

　うーんでもこれ他の人の前で言ったらトラブルになる気がしないでもない……

「か、壁爆かぁ〜……なんか似たようなので知ってるのがあった気が……」

「……！！と見せかけて！！これは壁ドンだ！！」

　よかった！！

　自ら正解を導き出すことが出来たぞ！！

「そ、そうなの！？壁ドン！！聞いた事あるようん！」

「俺の方が早く思い出したから俺の勝ちだな！！」

　自分を親指で指さしながら猪の被り物してるから見えないけどおそらくドヤ顔してる伊之助。

　罪深いほどに可愛いぞ……？

「んで！芝居臭いのがバレバレだぜA！！」

「あ〜っ……バレ、てた？」

　私は、誤魔化すようにへらへら笑った。

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