U.shuta ページ18
「秀太〜」「なにAちゃん」「相変わらずだね」プリティフェイスの反プリのAくんをちゃん付してて同じ練習室にシックスパックスが来た時も保護気味だし「秀太、やだよ」「俺の分まで頑張って」しゅ〜たくんが落ちちゃった時にも本気で涙を流すAくんとしゅ〜たくんの誰も踏み入れられない領域の話。
ー
「Aちゃ〜ん、俺のブレザー知らない？」「んえ、ユンドンくん持ってなかった？」「あれはユンドンのコートだよ！」
秀太は俺の幼馴染みでありライバルでもある。何故か俺のことは昔からちゃん付で呼ぶ。どうやら小さい頃俺のことを女の子だと思っていたかららしい。
「秀太〜、化粧水貸して」「いいよ」「あ〜っ！俺には貸さないのに！」「Aちゃんだから貸すの！康介には貸さないよ」
1番甘やかしてくれるし正直助けてもらうことばかりだし秀太のことは友達以上だった。化粧水だって貸してくれるし、俺が困ってたら隣で一緒に練習してくれるし、俺、秀太になにかしてあげてる？っていつも心配になる。でも秀太は俺がいてくれるだけでいいって優しく微笑んだ。
日プが始まる前、俺たち反逆のプリンスが練習していると同じ部屋にきっと未来のライバルの人が3人入ってきて、予想以上に怖くてなんだか筋肉ががっしりついているようで体の大きい人にビビりまくったことがあった。
「え〜っ、本当に練習するの？」「するよ、Aちゃんはこっち来る？あの人達の近くじゃやり辛いでしょ？」
第3回の順位発表式では、秀太は惜しいところで脱落となってしまった。秀太の名前が呼ばれないと分かった瞬間に涙が溢れていくら抑えようとしても止まらなかった。俺の世話は誰がするんだよってそうやってふざけてやればよかったのに、優しい顔で笑う秀太を見たら胸がギュッとなってただ真っ直ぐ抱きつくことしか出来なかった。
「いなくならないで」「それは無理だよ、でもねAちゃん、俺の代わりにデビューしてきてよ、俺ずっとそばに居るからさ」「し"ゅ"う"た"〜」「ほんとに可愛いなあ、俺死ぬわけじゃないんだし」
ははと笑いながらいつまでも俺の頭を撫でる秀太の手があったかくて。俺はそのあとも秀太がホテルの部屋で荷物をまとめている時もホテルを出る時もずーっと一緒にいた。それでも秀太はいつものように「腹出して寝るなよ」って甘やかしてくれるから、俺は笑顔で別れを迎えた。
ー
ほなうさとjo1が出会うのはまた別の話。
リクエストありがとうございました！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「JO1」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クレラップ(プロフ) - 見るの遅かった…！最近ハマってしまった人間です、もう届かないかもしれませんが大好きな作品です…。主様の他の作品もこれでもかと読ませていただいています、これからも沢山読ませていただきます！ (2021年9月19日 0時) (
レス) id: 17cb558ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - いつも楽しく拝見させていただいております！浦野くんに甘えるお話を読んでみたいです...！ (2020年5月24日 14時) (レス) id: 8491be7ae8 (このIDを非表示/違反報告)
にか - 毎回更新が楽しみです！潤くんの甘えるリクエストです。出来れば男主が左をお願い致します...！ (2020年5月9日 6時) (レス) id: 0271b166b2 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます！拓実くん希望です！お身体に気をつけて頑張ってください！ (2020年4月30日 1時) (レス) id: f77ca64a14 (このIDを非表示/違反報告)
しんり - いつも楽しく拝見させていただいてます！男主くんのお話すきです…！ひも様のペースで更新頑張ってください！楽しみにしています！ (2020年4月16日 3時) (レス) id: 45ef227de0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひも | 作成日時：2019年12月22日 0時
