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樹「おいっ！てぇー、聖！
Aに何言ってくれてんだ！！」
普段はひとり暮らしをしてる
兄である聖は昨日から実家であるここに帰って来ていて
自分の部屋にいた
力任せに開けた扉は音を立て
聖はベッドに寝転びながら雑誌を見ていたが顔をあげた
聖「なに、そんな怒ってんだよ」
昔から歳も離れていたせいかあまり喧嘩をしてこなかったが今回は頭にきた
聖の胸ぐらをつかんでベッドから起こさせる
樹「Aに何言ったんだって聞いてんだよ！」
聖「別になにも言ってねーよ」
俺が胸ぐらを掴もうがどうってことないように
すました顔をしてる聖
樹「Aが自分は俺にとって邪魔なのか聞いてきたんだよ
てめぇに俺といたら俺が大変なことになるって言われたって！」
聖「あー、その事か
まぁ、落ち着けって
俺は樹が女の子といるとこ見られてめんどーな事になったら樹のデビューが遠のいて行くって意味で言ったの」
胸ぐらをつかむ手をパシパシ叩きながら聖は話す
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作者名：ねむ | 作成日時：2015年6月30日 16時
