気づいたら柱になってた 参！【鬼滅の刃】

第玖拾玖話 ページ10

・＿＿＿＿＿＿



伊織君に案内されるまま蝶屋敷内を歩いていると、伊織君は私が山の中に入って行った後、那田蜘蛛山何が起こったのかを教えてくれた。




伊織「俺達も師範が入っていった後、山の中に入って行ったんですけど炭治郎達とすぐはぐれちゃって。その後はずっと、襲ってくる小さい蜘蛛とか隊士達と戦ってました。｣



産屋敷で会った炭治郎君の姿が頭をよぎる。それに比べ、伊織君は目立つ外傷がかすり傷等はあるけど大きな怪我は見当たらない。



でも＿＿＿＿＿＿＿＿




『伊織君、病室抜け出して来たでしょ。』



そう言うと分かりやすく肩をビクッとさせた。



伊織「…やっぱり、師範は騙せませんね。」



『んふふ！だって、痛みを我慢してるのが伝わってくるからね！！』



やっぱり当たってみたいで、ピラッと服をめくると伊織君の横腹には包帯が巻いてあって、少し血が滲んでいた。



『？！伊織君、貴方よくこれで歩けるね…？』



思ってた3倍くらい酷い怪我で、そう聞くと伊織君は笑顔でこう答えた。



伊織「痛いですけど、師範に早く会いたかったので！」



『ｷｭﾝｯ!!……可愛いんだけど、可愛いんだけどね？！
これ抜け出したのバレたら、しのぶさんに怒られちゃうよ？それにアオイちゃんも居たでしょ？よく抜け出せたね？』



伊織「そこは、もう気合と師範への想いで頑張りました(真顔)」←←←



『凄いね』←←←



伊織君ってこんなに阿呆みたいな子だったっけ？(貴方の影響です)



でも流石に怪我は心配だから早く病室へ戻らせないと。(建前)怒らせたらしのぶさん怖いし！！！(本音)



『伊織君の部屋は何処な……』

村田「楽しそうでいいなぁ…」





伊織『「？？」』

第佰話→←第玖拾捌話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す