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第佰弐拾玖話 ページ40


・________




一見、幸せそうに見える私の家族は普通じゃない(・・・・・・)




父さん「よし、家に帰ろうか。“彼岸花を摘みに行く為に”。」




?『「…ッ!!」』




ヒュッと喉が鳴り、ダラダラと冷や汗が背中を伝った。




そしてそれは私だけではなくて、あの男の子も同じような感情を持っている事が伝わってきた。




逆に、幼い私からは1ミリもそういう感情が伝わってこなかった。




『(どういう事なの…?)』




母さん「…そうね、戻りましょうか。」




男の子「…はい」




幼 A「?」




まだあの頃の私は、これから起きる事を知らなかった…?




_____

________




家へ帰ってくると、母さん達は




母さん「今から私達が戻って来るまでは、あの小屋に来ては駄目だからね。」




幼い頃の私にそれだけ伝え、小一時間程あの小屋にこもる。




……あの“彼岸花を摘みに行く”という言葉は、血液を抜くという意味を持っている。




…周りにバレないように考えられた言葉。




私もバレないよう小屋の中に入る。




男の子「……っ…」




私の家庭はそんなに裕福じゃなかったから、注射なんてものは持っていなくて。




血を抜く時はだいたい外に見えない所…二の腕やお腹、背中に刀を立てられて切れた所からボタボタッ…と零れる真っ赤な血を小瓶に詰めていた。




父さん「もういいぞ。その怪我は自分で手当しておけ。」




男の子「……っ……はい」




馬鹿だよね、そんなまだ10歳にもなってない子供にそんな事言う親がいるかよ。









 









 







_________ほんと胸くそ悪い。

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(プロフ) - アイス食べたいさん» わざと、と読みます! (2020年4月24日 21時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
アイス食べたい - 第104話の 態 の読み方何ですか? (2020年4月24日 15時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 若葉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 可愛らしい!!こーゆーけーはすき!!!これからも頑張ってください! (2020年3月12日 21時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - かりんりんさん» ありがとうございます!更新頑張ります^^ (2019年12月19日 7時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年12月11日 19時

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