第玖拾陸話 ページ7
・_____
御館様は炭治郎君の方を向く。
御館様「炭治郎。それでもまだ禰豆子の事を快く思わない者もいるだろう。証明しなければならない。これから、炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦える事…役に立てる事。」
その言葉にホッとしていれば、炭治郎君がハッとしてお館様に頭を下げた。
御館様「十二鬼月を倒しておいで、そしたら皆にみとめられる。炭治郎の言葉の重みが変わってくる。」
炭治郎「!…俺は、俺と禰豆子は必ず鬼舞辻無惨を倒す!俺と禰豆子が必ず、悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう!」
御館様「今の炭治郎には出来ないから、とりあえず十二鬼月を1人倒そうね。」
炭治郎「…っは、はい…」
顔を真っ赤にして返事をする炭治郎君に、柱の大半が笑いを堪え肩を震わせる。無論、私も笑いを堪えていた。吹き出さなかっただけ褒めて欲しい。
お館様が一通り私達の事を話してくれると、「実弥、小芭内」と2人の名を呼んだ。
御館様「2人はあまり、下の子を苛めないようにね。」
不死川&伊黒「「…御意」」
御館様に注意されてやんの!と見ていれば、「A」と名前を呼ばれ身体がビクッと跳ねた。
御館様「Aもあまり自身を傷付けないようにね?」ニコッ
『ぎょ…御意』
怖いぃぃいい!!御館様の後ろにも般若がいたぁ…
そして、「そろそろ柱合会議を始めようか。」と微笑む。
胡蝶「でしたら竈門君は私の屋敷でお預かり致しましょう」
炭治郎「えっ?」
胡蝶「はい、連れて行ってください!」
しのぶさんがパンパン、と手を叩けば、隠の人が炭治郎君を引っ張る。いいなぁ、私もあれやってみたい。
が、「ちょっと待ってください!」とお館様の話を遮る炭治郎君。
炭治郎「その傷だらけの人に頭突きさせてもらいたいです絶対に!禰豆子を刺した分だけ絶対に!!頭突きなら隊律違反にはならないはず…それにA!」
『は、はい?!』
炭治郎「柱ってどういう事なんだ!!俺は何も聞いてな…はぶぇ!」
隣をチラリと見れば、無一郎くんが炭治郎君に石を飛ばしていた。
時透「お館様のお話を遮ったら駄目だよ」
隠「も、申し訳ございませんお館様、時透様」
時透「早く下がって」
隠「はひっ…はいィイ!」
担がれる炭治郎君に、お館様が一言言った。
御館様「珠世さんによろしく」
炭治郎「?!」
炭治郎君が蝶屋敷へと向かい、静かになったところで漸く柱合会議が始まった。
422人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凪(プロフ) - アイス食べたいさん» わざと、と読みます! (2020年4月24日 21時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
アイス食べたい - 第104話の 態 の読み方何ですか? (2020年4月24日 15時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 若葉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 可愛らしい!!こーゆーけーはすき!!!これからも頑張ってください! (2020年3月12日 21時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - かりんりんさん» ありがとうございます!更新頑張ります^^ (2019年12月19日 7時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凪 | 作成日時:2019年12月11日 19時