第漆拾漆話 ページ35
・___
Aside
『もうここまでで大丈夫です!!』
煉獄「中まで連れていく!!」
『大丈夫!です!!』
煉獄「Aは頑固だな!!!!」
『頑固なのは煉獄さんもですよね!!!』
こんなやり取りをし始めてから、はや5分。何を言っても、首を縦に振らない煉獄さんに振り回されていた。
『…煉獄さん、これからまた違う任務が入ってますよね?だからここまでで大丈夫ですよ。本当に、ありがとございました。』
煉獄「……任務など入っ」
煉獄さんの鴉「杏寿郎!早クシナイト、間ニ合ワナクナルゾ!!!」
煉獄 『「………」』スッ…←
ナイスだ、煉獄さんの鴉。
結局あの後、本当に藤の花の紋章の家まで運んでもらった。凄いよねこの人。ほぼ半日走り続けたよ?化け物なの?←
煉獄「よもやよもやだ、鴉にも言われた事だ。今回は俺が引き下がる事にしよう!!だが、怪我には気をつけるんだぞ!!自己犠牲も大概に!!
あと________」
ポンッ
煉獄「改めて言うが、俺はAの事を好いている。これから、覚悟しておくといい。」
『なッ……』
煉獄さんはそう言って私の頭をクシャリと撫でると、去って行った。
『言い逃げは狡い……次、どんな顔して会えばいいんだ………』
中に入ろうと思い玄関の扉に手をかけた時、同じタイミングで内側から扉が開いた。
炭治郎 善逸 伊之助「「「A/ちゃん!!!」」」
『うぇい!?!!?び、っくりしたぁ……どしたの、3人ともそんな慌てて』
すごい焦った様子で出てきた3人は、私の姿を見るやいなや安心したかのようにはぁ、と息を吐いた。
炭治郎「…おかえりッ!!!!!(クソデカボイス)」
『??…ただいま!!!』
とりあえず返事は返したけど、そんな強くおかえりって言わなくても聞こえてるよ???
そして善逸君は私の方をジッと見たかと思えば、綺麗な蜂蜜色の瞳からボロボロと涙を零した。
『?!善逸君?!え、どうした?!!』
善逸「Aち"ゃぁぁああん!!!
『う"ッ…』←←善逸君にギュッと抱き着かれた。
会いだがっだぁぁああ!!!帰ってくるの遅いよ"ぉぉおお!!」
『嘘だろ?!これでもめちゃめちゃ急いだ方なんだけども?!?』
その後もグズグズとずっと泣いていたから気にするのをやめて、右手に炭治郎 左手に伊之助 腰には善逸という何ともおかしな状態で中に入った。
381人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凪(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話(10ページ)の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい!更新頑張ってください! (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです!!頑張ります! (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです!!続きが気になる...!! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凪 | 作成日時:2019年11月6日 23時