第卌陸話 ページ3
最初は少しだけオリジナルストーリー入ります
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前の話で(メタい)琥珀に言われて、2日程かけて北北西の村へ来たのはいいんだが……。
『いや、人いなさ過ぎない?』
着いた村には人1人おらず、いかにも過疎化が進んでるって感じでとても怖い。
このまま何もしないで帰るのもあれだから、少しだけ村を回ることにした。
***
少し歩き、少しだけ生活感が感じられる家へ入ってみる事にした。
『おじゃましま〜…す?!』
扉を開けるとそこには鬼に食い散らかされたと思われる、男女の人間だった“モノ”が無残に残っていた。
『酷い…』
そう呟いた次の瞬間、後ろから鬼の気配がして腰の刀に手をかけて振り向いた。
?「わッ?!」
『女、の子…?』
そこには6歳児くらいの鬼と見られる女の子が1人、扉の前に立っていた。
?「なんでここにいるの?お姉さん、だぁれ?」
『私は浅葱Aって言うんだ。貴方の名前は?』
私は女の子からは全く戦おうという意思が読み取れなかった為、刀から手を離し女の子と同じ高さまでしゃがみそう尋ねた。
?「私?私は、春乃!よろしくね、Aお姉ちゃん!」
春乃ちゃんは今までこの村で起きた事を全て、話してくれた。
春乃「気づいたらね、お母さんとお父さんがいなくなってて村の人達はみんな死んじゃってたの。最初は怖くてしかたなかったんだけど、時々お姉ちゃんみたいな人が来てくれたから寂しくなかったんだぁ。その人達も気づいたらいなくなっちゃってたけど。」
話を聞いていて、全てを理解した。春乃ちゃんは知らない合間に鬼にされて、自分の実の親を食べて村の人達も食べてしまった。……しかもその時の記憶が無いから、気づいたらいなくなってたって感じになるのか。
んー、どうしたらこの子を…あ。
『……春乃ちゃん、今日は私が一緒に遊んであげる!』
春乃「ほんと?急にいなくなったりもしない??」
『しないよ、約束!!』
まずは春乃ちゃんと追いかけっこをしたり、春乃ちゃんお気に入りの場所に連れて行ってもらったりと沢山遊んだ。
気づけば当たりは暗くなってきていて、春乃ちゃんも遊び疲れて寝てしまっていた。
今がチャンスなのかな……
でも今日、遊んでいてやっぱり鬼も人間も鬼は人間を食べるっていう所を除けば人間と何も変わらなかった。
私は寝ている春乃ちゃんに向けて、刀を降ろした。
『天の呼吸 陸ノ型 旭日天光』
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凪(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話(10ページ)の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい!更新頑張ってください! (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです!!頑張ります! (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです!!続きが気になる...!! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凪 | 作成日時:2019年11月6日 23時