第伍拾陸話 ページ13
・＿＿＿＿＿＿＿
炭治郎side
身体に鼓がついた鬼を倒した後、清君とてる子ちゃんと合流出来たのはいいんだが＿＿＿
炭治郎「ひとまず外へ出ないか？」
清「Aさんが来るまで待ちます！！」
てる子「お兄ちゃん…」
さっきからこの会話を何度か繰り返している。清君曰く、Aと約束しているからここから動かない、との事。
炭治郎「Aは強い、だから先に外で待とう。」
清「でも……これを渡されたんです。｣
そう言って清君が取りだしたのは、藤色の小包だった。
炭治郎「？これは何だ？｣
スンッと匂いを嗅ぐと、藤の花のいい香りが鼻を掠めた。
清「これを持っていれば、稀血だって事には気づかれないって！Aさんは俺と同じで、稀血だから…心配です…｣
炭治郎「？！」
Aが稀血……？＿＿＿いや、でも
炭治郎「大丈夫だ、Aは絶対に戻ってくる。だから信じて先に外へ行こう。」
俺がそう言うと清君は、やっと頸を縦に降ってくれた。
そして出口に近づくに連れて、善逸の匂いと共に血の匂いが濃くなっていった。嫌な予感がして、清君とてる子ちゃんを置いて玄関まで走りパァと視界が開けた先に見えたのは＿＿＿＿
炭治郎「やめろッ…！！」
猪頭が身体中がボロボロの善逸を殴っている姿だった。それを見た瞬間、腸が煮えくり返るの程苛立ち、猪頭の鳩尾辺りを殴ればバキィ!!と音がした。
善逸「(骨折ったァ!!)」
炭治郎「お前は鬼殺隊員じゃないのか！何故善逸が刀を抜かないかわからないか？隊員同士で徒に刀を抜くのは御法度だからだ!!」
鳩尾を殴っただけでは、怒りが収まりきらなかった。
炭治郎「それをお前は一方的に痛めつけていて楽しいのか？卑劣極まりない!!」
俺がそう言えば、げふっ！ごほっ！と咳き込みながら、猪頭は笑った。
？「アハハハッ！そういうことかい悪かったな。そういうことなら素手でやり合おう…！！｣
炭治郎「いや、全くわかってない感じがする…まず…」
と、俺が止める前に猪頭が俺に向かって飛び出してきた。
もう頭突きするしかないのか、と思い構えた瞬間＿＿
『何してるの？』
と玄関の方から今までに感じた事のない殺気が漂ってきた。
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凪(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます！！ (2019年12月28日 23時) (
レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話（10ページ）の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい！更新頑張ってください！ (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです！！頑張ります！ (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです！！続きが気になる...！！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪 | 作成日時：2019年11月6日 23時
