第伍拾肆話 ページ11
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私藤の花持ってるじゃん。師範からお守りで貰ったやつ。
そういえば私も稀血だった!!!!(馬鹿)←←←
懐から鬼殺隊になってからずっと手放さずに持っている、藤色で手のひらほどの大きさの巾着を取り出した。そして『はい』と清君を手渡す。
清「?何ですか、これ?」
『これには藤の花が入ってるの。鬼は藤の花を嫌うからこれを持っていれば、余程濃い稀血でない限り鬼は近づいてこない。ずっと持ち歩いてる私が言うんだから、間違いないよ!!』
ていうか藤の花なしで、よく今まで鬼に襲われずに過ごせてたよね。凄い。
清「でもそれをAさんが持ってるって事は、Aさんは……んむっ」
清君の口に人差し指を置いてから、頭を撫でる。
『私は強いから!!大丈夫!!!!……でも、その巾着は私の大切なものだから清君に持っていて欲しいの。鬼を倒したら必ずここへ戻ってくるから、その時に返しに来て??』
清君は小さく頷いた。
『!』
その時、鬼特有のドロドロとした気配がこの部屋に近付いてきていることに気づく。
『清君、この部屋に鬼が近づいてきてる。私が部屋を出たらすぐにその鼓を鳴らして。』
清「…!!」
清君から恐怖 不安の感情が読み取れる。酷な事を頼んでいるのは分かってる。それに……怖いと思う。
______でも
『あと少しの辛抱だよ、清君。この館には私の他にも2人、君を助けに来た人達がいる。大丈夫、…清君なら出来るよ。』
私がそう言うと先程の感情とは一変、清君の目には闘志が宿っていた。
『よし、行くよ!!!!!』
清「はいッッ!!!!」
ポンッ
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大正コソコソ噂話
煉獄「Aは鬼殺隊に入ってから、自身と同じ稀血の匂いが分かるようになったらしいぞ!!」
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凪(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話(10ページ)の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい!更新頑張ってください! (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです!!頑張ります! (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです!!続きが気になる...!! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凪 | 作成日時:2019年11月6日 23時