熱い友達 ページ7
Aの事が心配でたまらなくて
ずっとその横顔を見つめていると
Aは不意に僕を見上げた
そして
ぎゅぅ……
膝の上にあった僕の手を右手で握った
Aは顔を皆に向けると、少し緊張気味な表情で言った
「実は……午前中に『昨日はごめんなさい』って、皆さんから言われたの」
高木「本当！？」
「うん。
やっぱり、突然の結婚報告だったからビックリしちゃったみたいで……あはは。
だから、ちょっと言い方キツくなっちゃって『ごめんね』って」
YN「本当なの？それ」
「うん(笑)本当」
YN「そっか」
僕が知らないところで、昨日の彼女達がAに謝ったのか…
課の朝礼での結婚報告の時の彼女達を思い返すと
昨日の給湯室での表情とは全く違っていた
彼女達は彼女達で、昨日のことを反省していたのかもしれない
”そうだと良い”という気持ちもあるけれど
彼女達の言った言葉を全て許す気にはなれないから
これからは僕がAの周りも注意していかなくてはと
人知れず心に決めた
寺田「ゴメンね、A」
「えっ…」
寺田「気付いてあげられなくて…守ってあげられなくて」
「ﾃﾗちゃん！良いんだってばぁ！」
Aの友達の寺田さんは、申し訳なさそうにAにそう言った
寺田「だってぇ……昨日あんなに目が赤かったじゃない！
私……それ気付いてたのに……」
「ﾃﾗちゃん、ありがとう。その気持ちだけで嬉しいよ」
高木「なんて言われたの？A！」
「ん……えっと……いつから付き合ったのかとか……」
高木「あとは？キツイことって、何っ！？」
「えっと……その……」
申し訳なさそうに泣きそうな寺田さんに対して
高木さんは怒っているように、その表情は段々と険しくなっていった
「……どうして付き合うようになったのか、とか…」
高木「Aっ！本当はどんなふうに言われたの！」
社員A「ちょっ！高木さん……少し落ち着いて…」
高木「あったまくるっ！！なんなの！？
一人をよってたかってつめよったりしてっ！」
YN「っ！？」
いつも穏やかな高木さんが怒っていることに
少なからず、僕とそれを見ていた皆は驚いて言葉を失っていた
熱い子なんだな……高木さんって
高木「私っ！ずっとおかしいって思ってたのっ！
ファンクラブの人達はユノさんのお茶当番とか！あんまり仕事してないしっ！」
「ちょっ！タカちゃん！」
あまりの剣幕に、横のAが高木さんを止めに入った
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裕(プロフ) - ひろ子さん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。立ち上げから完結まで凄く時間かかっちゃいました(^^;)皆さんも良くお付き合いしてくれたと思うと有難いな〜と思います。ありがとうございました。 (2019年8月2日 12時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - KTさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。毎回こうしてコメント入れて頂けて嬉しいです♪ (2019年8月2日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - いなほさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。チャンミンのお話しもボチボチ書きますね(笑) (2019年8月2日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ﾕﾉ☆さん» 最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございました♪ (2019年8月2日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。また新しいお話しでも思いついたらユノも書きますので♪ (2019年8月2日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年7月4日 10時
