似てる ページ20
CM｢ふぅ〜ん。そっか。
だから送別会断ったのか｣
チャンミンは納得したように、うんうんと頷きながら
また箸を動かし始めた
｢だから、彼女達は送別会に出席しなかったかもしれないけどね〜。
でも、居ても居なくても……ユノが言ったように
色々あり過ぎて、そんな気分にはなれなかったのよね〜……。
笑ってお酒を飲めるような気持ちにはなれなかった。
でも！ﾀｶちゃんやﾃﾗちゃんとか、仲良くしてくれた皆とは飲み会が出来て楽しかったよ？
皆が居てくれて良かった。｣
課としての送別会はなかったけれど、仲の良い女子社員皆で飲み会を開いたA達
その日はとても楽しかったと言っていたのを思い出す
YN｢なんか、強くなったね。A｣
｢うん、そうかも(笑)｣
僕たちが恋人同士であることを内緒にしていた時期のAは彼女達を間違いなく恐れていて
給湯室で囲まれていたAの顔を思いだすと
どんなことをしてもAを僕が守らなくてはという気持ちになる
けれど今のAは、もしかしたら僕を守ってくれていたのかと思うほどに
強く、真っ直ぐな瞳をしている
CM｢似てきましたよ、ヒョンに。Aさん｣
YN｢え？そお？｣
｢ホント！？｣
CM｢うん(笑)似てきた｣
｢ふふっ(笑)｣
夫婦は似ると言うけれど、本当なのかも知れない
愛する人に似てくるのは、とても嬉しいことだ
｢皆にユノとのことが知れ渡ったあの後ね
私、色んな人に助けてもらった気がするの。
ユノももちろん、チャンミンくんにも凄く助けて貰ったし｣
CM｢僕は別に｣
｢会社ではﾀｶちゃんやﾃﾗちゃんとか。
ユノと親しい男性社員の皆さんにも助けて貰ったし。
その時、私は独りぼっちで戦わなくて良いんだって分かったんだぁ〜｣
Aはそう言うと、嬉しそうにニコニコと表情を緩ませた
｢皆が居てくれて本当に心強かった。
だからね？強くなれた気がするの。
皆が助けてくれたから、今度は私が皆を守らなくちゃって思って｣
YN｢A……｣
CM｢そっか｣
｢だから部長にお願いしておいたの。
でもまさかこの時期の移動なんて思わなくて。
まだもう少し様子を見ると思ってたんだけど｣
少なからず、彼女達の移動はAの影響もあるだろう
でも、きっとAが部長に彼女達のことをお願いする以前に
部長は色々気付いていたのだと思う
だからこの時期、早急な移動が下されたのだ
YN｢頑張ったね、A。
話してくれて、ありがとう｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 446人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕(プロフ) - ひろ子さん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。立ち上げから完結まで凄く時間かかっちゃいました(^^;)皆さんも良くお付き合いしてくれたと思うと有難いな〜と思います。ありがとうございました。 (2019年8月2日 12時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - KTさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。毎回こうしてコメント入れて頂けて嬉しいです♪ (2019年8月2日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - いなほさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。チャンミンのお話しもボチボチ書きますね(笑) (2019年8月2日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ﾕﾉ☆さん» 最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございました♪ (2019年8月2日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。また新しいお話しでも思いついたらユノも書きますので♪ (2019年8月2日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年7月4日 10時
