彼女の計画 ページ19
CM｢ヒョン？どうしたんですか？
なんか泣きそうだけど｣
｢えっ？｣
YN｢なっ！？｣
Aがこれまで、僕をそんなふうに言ってくれたことはない
いつも僕だけがAを独占したいと考えているのだと思っていた
これまで付き合った人には持ったことのない強い感情
だから、そんな自分に躊躇ったり
Aに重く思われたくないと、不安に思ったり
でも、それは僕だけではなくて
思いの重さは違うかもしれないけれど、Aも僕をそんなふうに思っててくれた事を今知れて
凄く嬉しい
泣きそうなほどに。
YN｢いや、何だか嬉しくって｣
CM｢嬉しい？｣
YN｢Aがヤキモチ焼いてくれてることが｣
｢っふ(笑)なぁに？それ｣
YN｢僕も会社に居るときはいつも思ってたよ？
”僕のAに気安く話しかけるな”って。
同じでしょ？｣
｢まぁね(笑)｣
YN｢そっかぁ……。
で、高木さんと寺田さんは？無視されてた事知ってたの？｣
あの給湯室の一件以来、僕が彼女達にAの事で注意したりということはなかった
Aには彼女達は謝ったと聞いていたから
事を大きくするのは控えて、また何かされたら
彼女達にきちんと伝えようと思っていた
でもAも、また何かされたら逐一教えて欲しいと伝えた高木さんと寺田さんも
僕には何も言っては来なかった
それは、2人とも知らなかったということなのか
それとも、僕には内緒にしていたのか
それが気になるところではあった
｢まぁね。知られちゃったけど、口止めしてたの｣
YN｢えっ？なんで？｣
知ってたのか……。
でも口止めって……
｢私の退社の日までに彼女たちが変わることを願ってたんだけど……ダメだった｣
YN｢……どういうこと？｣
｢彼女達に無視され始めてから退社日まで、私
何度も彼女達に掛け合ったの。
でも、その度に無視される｣
YN｢そんなの聞いてないよ……｣
初めて聞く事に、僕は驚きを隠せなかった
またAが心無い言葉で傷付けられる事を考えると
怒りでどうにかなりそうなほどだ
｢黙っててごめんね。
でも最後に、どうしてもそうしたかったの
ﾀｶちゃんやﾃﾗちゃんや皆のために。
私を選んでくれた、ユノのためにも。
退社日ね？私、全てを彼女達に伝えた上で
部長に彼女達についてお話しをしたの。
あと……私が退社した後、彼女達から皆を守って欲しいってことも｣
そう言ったAの横顔は、凜としていて
とても綺麗だった
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裕(プロフ) - ひろ子さん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。立ち上げから完結まで凄く時間かかっちゃいました(^^;)皆さんも良くお付き合いしてくれたと思うと有難いな〜と思います。ありがとうございました。 (2019年8月2日 12時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - KTさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。毎回こうしてコメント入れて頂けて嬉しいです♪ (2019年8月2日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - いなほさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。チャンミンのお話しもボチボチ書きますね(笑) (2019年8月2日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ﾕﾉ☆さん» 最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございました♪ (2019年8月2日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。また新しいお話しでも思いついたらユノも書きますので♪ (2019年8月2日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年7月4日 10時
