ヒートアップ ページ18
もっと言ってやれだなんて！
無責任にそんなこと言いやがって！
向かいのチャンミンをキッと睨むと、チャンミンは『ｸｸｸ』と手を口に当てて含み笑いをした
｢課の飲み会だってそうよっ！
あの人達と仲の良い社員だけしか呼ばないで！
私達は全然呼ばれた事なんてないんだからっ！｣
CM｢そりゃぁ〜最悪だなぁ〜｣
｢でしょ！？
それなのに、手柄は自分達が持って行くから上司にも気に入られて！
男性社員からもチヤホヤされてっ
私達、中途採用の女子社員はコツコツ地味に頑張ってるのに
皆それを評価してくれなくてっ！｣
CM｢うんうん。確かにそれは酷いよね〜｣
YN｢っ！？ちょっ！チャンミンっ！｣
｢酷いでしょぉ！？｣
CM｢うんうん、酷い｣
Aの言葉に肯定的な相槌を打つチャンミン
Aは益々ヒートアップしてきた
｢だから嫌だったの！
あの課の華やかな人達！
皆、私達のことなんてまるで眼中にないんだものっ！｣
YN｢そっ、そんなことないよぉ？現に僕は……｣
｢ユノだって最初は私の名前すら覚えてなかったじゃないっ！｣
YN｢あっ……やっ……いやぉ……そのぉ……｣
こりゃまずい
Aの怒りが僕にまで及んできた
どうしよう……
｢あの日……コーヒー入れるのすっごく迷ったんだから……｣
YN｢えっ……｣
｢でも朝早くから忙しそうにパソコンと睨めっこしてるユノを見てて、大変そうだなぁ……って思って……｣
CM｢そうなんだ(笑)本当は苦手なんだもんね、ヒョンみたいな華やかな人達が｣
｢うん。だから悩んで……コーヒーをデスクに置くくらいなら良いかって｣
YN｢A……｣
そっか
あの日、Aは僕にコーヒーを置くことをそんなに悩んでいたのか
何気に受け取ったあのコーヒーは、Aの悩んだ末の勇気だったのかと
今更ながらに感慨深く感じていた
｢不思議なことに、それがきっかけで付き合うことになって結婚までして｣
YN｢うん(笑)｣
｢だから……｣
YN｢ん？｣
｢許せなかったの。彼女達が嬉しそうにユノに話しかけたりするの。
気安くユノに触れたり目を合わせて話したりしないで欲しいっ！｣
YN｢A……｣
｢ユノが彼女達に視線を向ける度に、彼女達はそれだけで喜んでた。
もう必要以上に彼女達と接しないで欲しかったの。
それが注意や怒りだとしても｣
CM｢ヒョンの視界にも入れたくない。って事か｣
｢それそれ！｣
その時僕はご飯を噛みしめながら、今にも泣きそうになのを
必死で堪えていた
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裕(プロフ) - ひろ子さん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。立ち上げから完結まで凄く時間かかっちゃいました(^^;)皆さんも良くお付き合いしてくれたと思うと有難いな〜と思います。ありがとうございました。 (2019年8月2日 12時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - KTさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。毎回こうしてコメント入れて頂けて嬉しいです♪ (2019年8月2日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - いなほさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。チャンミンのお話しもボチボチ書きますね(笑) (2019年8月2日 12時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ﾕﾉ☆さん» 最後まで読んで頂きまして本当にありがとうございました♪ (2019年8月2日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。また新しいお話しでも思いついたらユノも書きますので♪ (2019年8月2日 11時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2018年7月4日 10時
