朝 ページ19
YN「んっ・・・」
疲労感が残るなか、ゆっくりと瞼を開けると
もう窓から朝の光が差し込んでいた
天井をじっと見つめながら
『昨日はどうしたんだっけ？』なんて考えていると
夜遅くにチャンミンに電話したことを思い出した
その後の記憶は僕にはない
あの後チャンミン来てくれたのかな？
確か…ベッドから起き上がって電話をかけたような気がする
電話をかけたのも夢だったのかな？
現実と夢の境界が今一つはっきりしない
起き上がって携帯を見ようとすると
何故かベッドの脇に何かの重みを感じた
YN「チャンミン？」
後ろに肘をついて頭を上げると、そこにはやっぱりチャンミン…
…ん？？
チャンミン、こんなに髪長かったっけ？
ベッドに突っ伏して寝ているその姿をはっきりと頭が理解していくと
YN「っ！？」
僕はそのまま固まった
A・・・？
そんな筈ないっ
だってAはもう僕を好きじゃないって…
でも……A…だよな？
その髪にそっと手を伸ばすと
触り慣れたAの柔らかい髪に触れた
YN「A…」
どうしてここに…
指先に彼女の髪が絡み、それを梳かすように優しく触れていく
きゅうっとなる胸は、熱のせいじゃない
涙が零れそうなのは、体が怠いせいでもない
触れたくて触れられなかった彼女が
今目の前に居る
もしかして…チャンミンが？
僕は携帯を取ると、チャンミンに電話をかけた
CM『はい』
YN「もしもし？今大丈夫？」
Aを起こさないように
極力、小さな声で話す
CM『大丈夫ですけど。なんですか？』
いつものチャンミン
僕は病人なのに、冷たい
YN「ここにAが居る」
CM『あぁ、居るでしょうね』
YN「チャンミンが呼んでくれたの？」
CM『呼びましたけど。ダメでしたか？』
YN「ありがとう、チャンミン」
CM『仲直りしましたか？』
YN「まだA、寝てるよ」
CM『そうですか』
YN「なんだか…起こすのが怖いよ」
CM『どうしてですか？』
YN「夢から覚めちゃうような気がして」
CM『弱気ですね。僕の知ってるヒョンじゃないですね』
YN「ははっ…。でも…今度はちゃんと伝えるよ。
今でも愛してるって」
CM『頑張ってください。僕もこれから会議なんで頑張ります』
YN「あ、ごめん。会議の前に」
CM『ヒョンの会社には電話しておきました。
仕事は心配しなくていいそうです』
YN「えっ！？ありがとう！」
CM『じゃ、切ります』
良い奴だけど…やっぱり、冷たい
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裕(プロフ) - 花さん» ありがとうございます(*´∀`*)ノなるべく頑張って更新しますので新章も宜しくお願いします<(_ _)> (2018年7月4日 10時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - しあぽんさん» 2章もありがとうございました<(_ _)>新章、１話だけですがアップしました(^-^) (2018年7月4日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» 2章も最後まで読んで頂いてありがとうございました<(_ _)>最終章もチンタラ頑張ります!(^^) (2018年7月4日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 裕さんの更新をすっごく楽しみに待ってるファンです♪ちんたらでも亀さんでも何でもOKなので楽しみに待ってます♪ (2018年6月14日 23時) (レス) id: 8c09381f1b (このIDを非表示/違反報告)
しあぽん(プロフ) - 大丈夫！いざとなったら女性は強いから！ちんたらでものったらでも構いません！お待ちしておりますぅ〜 (2018年6月14日 15時) (レス) id: dafbf0b050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年11月16日 2時
