好きで、大好きで ページ1
「やっぱり、桐谷さんとユノはお似合いよね」
YN「えっ…」
やっと顔を上げたかと思ったのに
その瞳は僕を見ないまま
少し潤んでいるかのようなAの瞳は
右左と忙しそうに動いていた
「社食で並んで座っていると、本当の恋人同士みたい」
YN「…どういう意味？」
「美男美女で本当に素敵だったっ。
皆もお似合いだって言ってたわっ！」
YN「A」
「バーベキューの時だってそうっ！
ジュリさんと凄く親しげで…並んで立っている姿を見ていると…
羨ましいほどに…似合ってて…」
YN「Aっ」
「ユノはどうして私と付き合っているのっ？」
Aの口から出てくる言葉は、どれも全て腹立たしい言葉だった
僕の恋人はAで
僕の隣にはAだけしか似合う人はいない
誰かにAをとられることを怖いと思っている
好きになれば好きになるほど
愛すれば愛するほど
彼女の全てを僕だけの物にしたいと思う
僕は
出会った時から彼女しか見えないから
YN「そんなの、好きだからに決まってるだろ？」
「こんな目立たないっ、地味な私のどこが良いのっ！？
お友達が言ってたっ！ユノが今まで付き合ってきたタイプの女性とは全然違うってっ!」
YN「えっ…」
誰が…そんな事を…
「今までの彼女は皆、モデルみたいに綺麗でっ
スタイルが良くて背が高くてっ!」
YN「Aっ！ちがっ」
「並んで歩いているといつも目立っててっ･･誰もが羨むくらいに･･お似合いで…ｯﾌ…」
YN「A…」
怒ったように声を荒げるAは
その様子からは反対に、目から大粒の涙を流していた
「だから…私とは気まぐれに付き合ったんでしょ？」
YN「違うっ!僕はAを愛してっ」
「珍しかったんでしょ？…こんな地味な女が」
YN「僕は…本当にAを愛して…」
「少しでも綺麗になりたいって…少しでもユノに釣り合うようになりたいって…
そう思っちゃダメなの？」
YN「A…そんな事思わなくても僕たちは十分…」
「知ってるわっ。皆、ユノと一緒にいる私をみてどんなふうに思っているのか。
…それでも、好きだから…
それでも…ユノの事が好きだから…傍にいたいって…だから…」
YN「僕だって好きだよ。好きで…大好きで…」
Aの流した涙も僕が受け止めたいほどに
僕はAが好きだ
お互いの想いは一緒の筈なのに…
何故僕らは今
悲しい涙を流しているんだろう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕(プロフ) - 花さん» ありがとうございます(*´∀`*)ノなるべく頑張って更新しますので新章も宜しくお願いします<(_ _)> (2018年7月4日 10時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - しあぽんさん» 2章もありがとうございました<(_ _)>新章、１話だけですがアップしました(^-^) (2018年7月4日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» 2章も最後まで読んで頂いてありがとうございました<(_ _)>最終章もチンタラ頑張ります!(^^) (2018年7月4日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 裕さんの更新をすっごく楽しみに待ってるファンです♪ちんたらでも亀さんでも何でもOKなので楽しみに待ってます♪ (2018年6月14日 23時) (レス) id: 8c09381f1b (このIDを非表示/違反報告)
しあぽん(プロフ) - 大丈夫！いざとなったら女性は強いから！ちんたらでものったらでも構いません！お待ちしておりますぅ〜 (2018年6月14日 15時) (レス) id: dafbf0b050 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年11月16日 2時
