好きなもの ページ38
「でね〜！」
ｶﾁｬ…ｶﾁｬ…
「あぁ〜…わかる」
「だよね〜(笑)」
ｶﾁｬ…ｶﾁｬ…
食事が終わった僕は、Aの淹れてくれたコーヒーを飲みながら
キッチンで洗い物をしている二人を気にしていた
「あっ！そう言えばっ！
今日は『君にお届け』の発売日だった！！」
「Aさん忘れてたの？僕もう買ったよ」
「うそーっ！！マジで！？」
この二人
好きな物が似ている
例えばこの会話
僕には分からない世界
「雨早くんがね…」
「あーっ！！言わないで！言わないで！」
「ククッ(笑)」
マンガの話し
しかも、『少女マンガ』
Aは分かる
しかし、180センチを超す男がする会話にしては
あまりに楽しそうで
少し…引く。
チャンミンは昔からマンガ好きだった
しかも、いろいろなジャンルのマンガを読んでいる
少女マンガもそのひとつであり
自分の部屋には、ところ狭しとマンガ本が並んでいる
チャンミンのルックスに惹かれて、チャンミンの自宅にやって来た女の子が
いままで何人もフェイドアウトしたのを
僕は知っている
「帰りに買って帰らなくちゃっ！！」
「ヒョンに車で寄ってもらったら？」
「うん…でもぉ…」
「その分の時間も一緒に居られるでしょ？」
「ははっ//そうだねっ」
チャンミンに彼女が出来ない理由
それは、きっと『運命の出逢い』をしていないから
『運命の人』ならば、きっと
ありのままのチャンミンを愛してくれると
僕は思う
だってチャンミンは…
CM「ヒョン！Aさん送る時に…」
YN「本屋ね！ちゃんと寄るから」
「ありがとう//ユノ」
CM「良かったね」
「うんっ♪ありがとう」
優しいヤツだから
CM「あ、Aさん」
「うん？」
CM「耳掃除して？」
YN「っ！？」
みっ！みっ！耳掃除ーっ！？
「この間の耳垢、大ボスだったねー(笑)」
もうすでに したんかいっ！？
いつだ！？いついつっ！！
CM「あれは自分じゃ取れないからね」
「また居るかなぁ？大ボス♪」
大ボス♪
じゃないだろっ！？
彼氏 僕っ！！
おかしいだろっ！？
CM「じゃあソファーで…」
おいおいおいっ！！
YN「ダメーっ！！」
勢い良く立ち上がった僕を、二人はキョトンと見ている
なんだよ！そのキョトン顔は！？
「ユノ？」
YN「Aに耳掃除してもらうの禁止っ！」
CM「じゃあ僕の耳垢が溜まってもいいんですか？」
YN「僕がしてやるからっ！」
CM「…帰ります」
…勝った
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裕(プロフ) - あみさん» 今コメントに気付きました！ごめんなさい<(_ _)>遅すぎるお返事お許し下さい！まだ読んで下さっていてくれるでしょうか？これからも宜しくお願い致します<(_ _)> (2018年1月19日 16時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 裕さんの書かれている小説、どれもこれも大好きです！いつもうるうるしながら読ませてもらってます。ありがとう！これからもお願いしますね！ (2016年8月6日 10時) (レス) id: 8871346393 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - アンジュさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´-`)続きも是非♪ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - もとじゅんさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)一度でいいからイケメンと付き合ってみたいもんです(爆) (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 今日、初めて、こちらを、読ませてもらいました。私が、泣きそうです。（ ; ; ） (2015年3月19日 15時) (レス) id: 6b3037758e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2014年9月13日 0時
