過去 ページ33
YN「A？」
「あぁ！ユノ〜」
僕が彼女のもとへ向かうと
彼女はいつものように笑って振り向いた
YN「一緒に食べようよ」
「うんっ。あ、でも…これ用意だけしちゃうね！」
YN「じゃぁ、僕も手伝うよ」
「ありがとう」
一緒に焼きそばの用意をして
彼女と皆の元に戻った
『なぁ〜にイチャイチャしてたんだよぉーっ！』
YN「えっ？」
友達に冷やかされ
でもそれも悪い気はしなかった
『ユノ、なんだか変わった？』
女友達がそう言うと、周りも揃って頷きはじめる
YN「えっ？どこが？」
『前はもっと関白っぽいって言うか…』
YN「そう？」
『うんうん！さっきみたいに手伝ったりするの初めて見たもんっ！』
YN「そうかなぁ〜…」
「っ…」
『ジュリとユノが付き合ってる時なんて、キャンプとか行っても
男たちは皆ふざけてばっかで手伝ってくれなかったじゃないっ！』
YN「あっ…」
「…。」
『あははっ！あの時は楽しかったよなぁ〜♪
皆で雑魚寝で朝まで話ししたもんなっ！』
出来れば、内緒にしておきたかった
ジュリとの事
最初に皆に言っておかなかった僕が悪い
気になって隣の彼女を見ると
皆の話を聞きながら笑っていた
…良かった
気にしていないみたい
僕はそっと胸を撫で下ろして
焼けた肉を頬張った
アルコール組が酔ってきた頃
それぞれ食べる奴に遊ぶ奴、そして食べて飲むヤツに分かれた
網を鉄板に変えて、焼きそばの用意にA達は取り掛かっていた
ジュリ「今日は飲まないんだ」
鉄板に油を引いていると、ジュリがいつの間にか隣に来ていた
YN「運転だから。ジュリは？飲めばいいのに」
ジュリ「明日撮影なの。むくんじゃうから」
YN「そっか。大変だな、モデルも」
ジュリ「ふふっ(笑)」
久しぶりにジュリと会話をした
学生時代、あんなに好きだったジュリの事も
今では良い思い出だ
好きだった長いサラサラの髪も
背の高いところも
大きな瞳も
今は何も感じることもない
大人になったな…
ただそんな風に思った
ジュリ「彼女。可愛いのね」
YN「うん。凄くね」
ジュリ「クスッ(笑)どこがそんなに好きなの？」
YN「ん？全部だよ」
ジュリ「タイプ、変わったの？私とは全く違うタイプ」
YN「変わったとしたら…彼女と出会ったから。かな」
ジュリ「そう…。なんだか幸せそうで…ムカつく」
YN「えっ？」
ジュリは僕の耳に唇を近づけて、そう言った
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裕(プロフ) - あみさん» 今コメントに気付きました！ごめんなさい<(_ _)>遅すぎるお返事お許し下さい！まだ読んで下さっていてくれるでしょうか？これからも宜しくお願い致します<(_ _)> (2018年1月19日 16時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 裕さんの書かれている小説、どれもこれも大好きです！いつもうるうるしながら読ませてもらってます。ありがとう！これからもお願いしますね！ (2016年8月6日 10時) (レス) id: 8871346393 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - アンジュさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´-`)続きも是非♪ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - もとじゅんさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)一度でいいからイケメンと付き合ってみたいもんです(爆) (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 今日、初めて、こちらを、読ませてもらいました。私が、泣きそうです。（ ; ; ） (2015年3月19日 15時) (レス) id: 6b3037758e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2014年9月13日 0時
