男二人 ページ28
YN「ねぇ、チャンミン」
CM「ん？なんですか？」
YN「彼女つくんないの？」
CM「別に今は欲しくないですねぇ」
YN「…そうか」
高学歴、どっちかっていうと高収入
高身長に、整った顔立ち
黙っていれば向こうからいくらでも女性は寄って来るだろう
そう
黙っていれば
CM「面倒だし。
誕生日とか記念日とか。
それに、今は漫画で十分満足してるし」
YN「…漫画は、返事もしてくれないし
触れられもしないだろ？」
そう
チャンミンは大の漫画好き
部屋には壁いっぱいの本棚に、今まで集めたチャンミンのコレクションが並んでいる
CM「本の中に自分が入り込んでいると
相手が返事もしてくれるし、触れることもできるんですよ」
YN「…わかんないなぁ」
CM「きっと、地味な彼女なら分かってくれると思いますけど？」
YN「…。」
Aも漫画が好きだ
僕をおいてけぼりにして、よく二人で漫画の話をしている
やっぱりそれも軽い…嫉妬
だったりする
CM「それより、自分の事を心配した方が良いんじゃないですか？」
YN「どういう意味だよぉ…」
CM「Aさん。今までのヒョンの彼女とはタイプが正反対なんですよ？」
YN「それが、なんなの？」
CM「ヒョンの歴代の彼女は皆、容姿端麗、目立つ存在。
自分に自信を持っている」
確かに…女子では中心的な子がずっと彼女だった
同性にも憧れられるような子だったり
自分をちゃんともっている意思の強い女性が
僕のタイプでもあった
チャンミンが言うように、確かにAは正反対の子なのかもしれない
でも僕はAを好きになったし
ずっと一緒にいたいとも考えている
運命の相手は、A
僕はそう信じている
YN「今までは関係ないよ。
AはAだし。僕は彼女を愛してるから」
CM「ヒョンはそれでもいいと思いますけど
Aさんは、どうかな…」
YN「どうって？」
CM「ヒョンみたいな彼氏は初めてで、いろいろ考えることもあるんじゃないかな…」
YN「僕みたいな彼氏って…どんな彼氏だよ？」
CM「"良くも悪くも目立つ"
そんな彼氏ですよ」
YN「なんだよ…それ」
CM「あとは自分で考えて下さい。
じゃあ、ごちそうさまでした」
YN「えっ？チャンミン、もう帰るの？」
CM「もう食べるもの無いですから」
YN「あ…」
気づけば、テーブルの上の食べ物は綺麗に無くなっていた
CM「おやすみなさい」
YN「僕のつまみ…」
CM「冷蔵庫にキムチがあるから。じゃ。」
僕の冷蔵庫にも詳しいんだね…。
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裕(プロフ) - あみさん» 今コメントに気付きました！ごめんなさい<(_ _)>遅すぎるお返事お許し下さい！まだ読んで下さっていてくれるでしょうか？これからも宜しくお願い致します<(_ _)> (2018年1月19日 16時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 裕さんの書かれている小説、どれもこれも大好きです！いつもうるうるしながら読ませてもらってます。ありがとう！これからもお願いしますね！ (2016年8月6日 10時) (レス) id: 8871346393 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - アンジュさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´-`)続きも是非♪ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - もとじゅんさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)一度でいいからイケメンと付き合ってみたいもんです(爆) (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 今日、初めて、こちらを、読ませてもらいました。私が、泣きそうです。（ ; ; ） (2015年3月19日 15時) (レス) id: 6b3037758e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2014年9月13日 0時
