残業続きの毎日 ページ27
翌日から、また日常に戻った僕ら
連休明けの忙しさは、Aとの時間を減らされ
少しずつ、不満が溜まっていく
YN「じゃあ、もう今日はこれで直帰で良いですか？」
先輩「あぁ。お疲れさん。
さすがに連日の残業は疲れるよなぁ…。
俺も帰ってかみさんの機嫌とらなくちゃ(笑)」
先輩と他社からの帰り道
駅に向かいながら、先輩の話を聞いていた
YN「あははっ(笑)奥さん、機嫌悪いんですか？」
先輩「もう帰ったら寝てるよ…。
朝は『いってらっしゃい』も言ってくれないしさぁ…。」
取引先に出向いたり、資料を作成したり
一日中、忙しく動いている僕ら
退社時間になる頃には、一日の疲れがピークになる
それでも、仕事が終わらないと帰ることはできない
先輩の奥さんも、それが分かっているのかもしれないけれど
毎日遅く帰る旦那さんに、毎日少しずつ不満が溜まっていくのだと思う
Aに会えない、僕のように
先輩「ユノの彼女は、残業続きでも怒らないのかよ？」
YN「彼女は…僕が忙しいの、分かってますからね」
先輩「分かってるって…。物分かりが良い彼女だなぁ」
YN「きっと、我慢してくれているんだと思いますよ？
でも…僕の方が我慢出来ないです。
先輩の奥さんみたいに、今ちょっと不満溜まってますよ(笑)」
先輩「ははっ(笑)じゃあ今日は久しぶりに燃えちゃうってか(笑)」
YN「ですね(笑)」
駅でAにラインを送った
まだ退社時間には早いから
Aがメッセージを見たらすぐに返事をくれるはず
旅行以来の彼女との時間を楽しみにしながら
僕は買い物をしてマンションに帰った
CM「ビールもらいますよ」
YN「…どうぞ」
Aと一緒に飲もうと思って買い込んだ缶ビール
それがどんどんとチャンミンの喉に飲み込まれていくのを見ていた
CM「で？
なんで今日は地味な彼女は居ないんですか？」
YN「友達と食事の約束してたってさー…」
CM「ｸｸｸ(笑)残念でしたねー。
せっかく早く帰れたのに。
あ、この餃子もらいますよ」
YN「どうぞー…」
はぁ…。
楽しみにしてた僕に、彼女のラインの返事は
"ごめん！今日、お友達と予約の取りにくいお店の予約がとれたから行く事になってて
本当にごめんね！"
だった…。
そして、何が楽しいのか…
気づけば、僕の目の前には僕が買い込んだビールとつまみを
とても幸せそうに頬張る、チャンミンと
男二人の時間を過ごしていた…。
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裕(プロフ) - あみさん» 今コメントに気付きました！ごめんなさい<(_ _)>遅すぎるお返事お許し下さい！まだ読んで下さっていてくれるでしょうか？これからも宜しくお願い致します<(_ _)> (2018年1月19日 16時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 裕さんの書かれている小説、どれもこれも大好きです！いつもうるうるしながら読ませてもらってます。ありがとう！これからもお願いしますね！ (2016年8月6日 10時) (レス) id: 8871346393 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - アンジュさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´-`)続きも是非♪ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - もとじゅんさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)一度でいいからイケメンと付き合ってみたいもんです(爆) (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 今日、初めて、こちらを、読ませてもらいました。私が、泣きそうです。（ ; ; ） (2015年3月19日 15時) (レス) id: 6b3037758e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2014年9月13日 0時
