僕の彼女 ページ1
YN「今夜、部屋でね」
「うん//」
社内恋愛に厳しい、うちの会社
見つかると、上司に呼び出され説教をされたあと
どちらかを他の部署に飛ばすという噂は
社内では誰もが知っている
そんななかでも、僕には同じ部署に彼女がいる
もちろん、その事は皆には秘密だ
給湯室やトイレでひっそりと手を握りあう
誰かに見られるかもしれないスリルと
彼女に触れられる嬉しさは、危険をおかしてもやめられない
今日は彼女がうちに泊まりに来る約束だ
朝からソワソワして落ち着かない
明日から3連休だから、その間僕たちはずっと一緒にいる予定
いろいろと予定をたてて、彼女を楽しませようと準備をした
早く仕事、終わらないかなぁ…
給湯室に入っていく彼女を見つけて
慌てて僕も後を追った
一言だけ会話を交わして、すぐに僕は給湯室を出た
これから取引先に向かう
会議を早く終わらせて、早く家に帰りたい
先輩「おうっ！ユノっ！大事な資料持ったか？」
YN「大丈夫です。準備は万端ですよ」
先輩「さすがだな(笑)」
YN「ははっ！(笑)普通ですよ！普通！」
先輩「じゃあ今日もよろしく頼むよ！」
YN「任せてください」
会社では、僕は仕事の出来る男として通っている
自分で言うのも恥ずかしいけど…。
しっかりとやることをやっていれば、結果は後からついてくる
そう思っている
いつでも全力投球だ
だから、彼女のことがバレても
誰にも何も言わせない
寧ろ、皆に言いたいくらいだ
僕の彼女はAです！って
控えめで、サクラソウの様に可愛いんです！って
結婚だって考えてる
けど…
彼女は社内の決まりをきちんと守りたいようで
『お願いだから秘密は守って？』
と、いつも僕に言う
先輩「そういえば、お前。彼女いるの？」
YN「あぁ…その…」
いるかいないか
それくらいは良いだろう
YN「いますよ」
先輩「へぇー、やっぱいるんだなぁ！
社内の女の子、泣くかもなぁ(笑)」
YN「あっはっはっ！(笑)なんでですかぁ？」
先輩「だってお前のファン多いじゃん」
YN「そんなことないですよ(笑)」
先輩「どんな子？彼女って」
YN「サクラソウ、ですね」
先輩「サクラソウ？」
YN「はい。僕にはどんな花よりもサクラソウが一番綺麗に思えます」
先輩「でも…サクラソウって、地味だよな？」
YN「でも、僕は好きですよ」
先輩「ふぅーん。そっかぁ(笑)」
YN「はい」
他の花に興味はない
僕はAにしか、興味はない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 543人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕(プロフ) - あみさん» 今コメントに気付きました！ごめんなさい<(_ _)>遅すぎるお返事お許し下さい！まだ読んで下さっていてくれるでしょうか？これからも宜しくお願い致します<(_ _)> (2018年1月19日 16時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 裕さんの書かれている小説、どれもこれも大好きです！いつもうるうるしながら読ませてもらってます。ありがとう！これからもお願いしますね！ (2016年8月6日 10時) (レス) id: 8871346393 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - アンジュさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´-`)続きも是非♪ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - もとじゅんさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)一度でいいからイケメンと付き合ってみたいもんです(爆) (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 今日、初めて、こちらを、読ませてもらいました。私が、泣きそうです。（ ; ; ） (2015年3月19日 15時) (レス) id: 6b3037758e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作成日時：2014年9月13日 0時
