お似合い ページ47
A…
朝に顔を合わせて以来
僕はプロジェクトの打ち合わせに入り
ミーティングルームに籠りっきりだったから
Aの姿を見るのは、朝以来だった
その姿は、いつものメガネ姿
朝はコンタクトをして、メガネをしていなかったのに
今はいつものメガネをちゃんとかけていた
その姿に、僕はなんだかほっとして
思わず、笑みが零れた
男社員「お前、何笑ってんの？」
YN「へっ！？わっ！笑ってなんか…いないよ//」
男社員「桐谷さんにタイプだって言われて、こいつ嬉しいんですよ〜きっと(笑)」
YN「えっ？」
桐谷「ふふっ//」
あ…そっか
そう言えば、隣に桐谷さん…座ってたっけ
Aの事ばかりを気にしていた僕は
桐谷さんの存在を忘れていた
周りがやいやいと煩い中、食事をしながらAを目で追っていた
女子社員と仲良さそうに、トレーを持って
僕とは少し離れたテーブルに向かったA
ずっと彼女を見ていると、一瞬
Aがこっちを向いた
YN「っ！？」
目が合って、いつもは笑いかけるA
僕も、いつもそんな彼女に笑い返す
なのに…
今日はすぐに視線を逸らしたA
僕を、まるで見なかったかのように
隣りの女子社員と話しを始めてしまった
A…どうして…
持っていた箸を置き、朝のAとの会話を思い出す
似合わないって…言い過ぎたかな
本当は…似合ってた
チョコレート色の髪も、メガネじゃない瞳も
でも、その姿は僕だけのものでいて欲しかった
愛しくてたまらないAを
もし誰かが好きになってしまったら…
僕は気が気じゃなくなってしまう
僕のAが誰かにさらわれてしまったら…
そんな情けない気持ちを、Aに知られたくなかった
男社員「でもやっぱりこうして並ぶと似合うよなぁ〜…悔しいけど」
男社員「モデルみたいだもんなぁ〜」
桐谷「そんなことないですよ//」
男社員「ユノは良いよなぁ〜」
YN「えっ？何が？」
男社員「だからっ！桐谷さんとお似合いだって言ってんのっ!」
YN「…そんなことないよ」
桐谷「私は嬉しいですよ？お似合いだって言ってくれて//」
男社員「桐谷さん、すいませんねぇ〜(笑)コイツ、照れてるんですよぉ〜」
桐谷「あはは//」
YN「・・・。」
お似合い・・・
似合ってるわけないだろ
俺の隣にはAだけなんだから
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裕(プロフ) - あみさん» 今コメントに気付きました！ごめんなさい<(_ _)>遅すぎるお返事お許し下さい！まだ読んで下さっていてくれるでしょうか？これからも宜しくお願い致します<(_ _)> (2018年1月19日 16時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 裕さんの書かれている小説、どれもこれも大好きです！いつもうるうるしながら読ませてもらってます。ありがとう！これからもお願いしますね！ (2016年8月6日 10時) (レス) id: 8871346393 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - アンジュさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´-`)続きも是非♪ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - もとじゅんさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)一度でいいからイケメンと付き合ってみたいもんです(爆) (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 今日、初めて、こちらを、読ませてもらいました。私が、泣きそうです。（ ; ; ） (2015年3月19日 15時) (レス) id: 6b3037758e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2014年9月13日 0時
