チャンス ページ45
デスクに座り、パソコンの電源を入れる
メールの確認を黙々としていると
遠くのデスクでAの気配がする
視界に入る小さなAは
カバンから何かを取りだし、またオフィスを出て行った
Aがオフィスに戻らないまま
社員が続々と出勤してくる
彼女が気になりながらも
さっき見た姿がショックで
デスクから立ち上がる事を躊躇していた
『ユノ、おはよう』
YN「あっ、部長！おはようございます」
パソコンに向かう僕の後ろから
部長が出勤してきた
すると、部長は出勤早々に僕を呼んだ
部長「ちょっといいか？」
YN「はい」
ガラスで仕切られたミーティングルームに
部長と僕は向かった
部長「朝から忙しいのに すまんなぁ」
YN「いえ、大丈夫です」
テーブルの角を挟んで座ると
早速、部長は話し始めた
部長「今度、新しいプロジェクトが出来る話しは聞いてるか？」
YN「はい。今、僕が担当している取引先との話ですから」
部長「うん。今回、随分とユノの噂を聞くよ」
YN「噂、ですか？」
部長「あぁ。的確なリサーチに仕事の進め具合。
分かりやすい提案や分析で、何度か取引先の部長からお褒めの電話を頂いたよ」
YN「あぁ…僕は何も…」
部長「何より、君の仕事に取り組む姿勢が色々な人から評価されている」
YN「ありがとうございます。そう言って頂くと嬉しいです」
部長「それでだ、今回のプロジェクトチームのリーダーを君にしようと思っている」
YN「えっ！？リーダーですかっ!?でもっ、それは先輩方が…」
部長「その先輩が、君を押してるんだ」
YN「えっ！？先輩がですか！？」
部長「どうだ？やってみるか？
今回のプロジェクトが成功するかそうでないか、それは君の手にかかってる」
YN「部長…」
部長「男なら、勝負に出るべきじゃないか？」
YN「…。」
思いがけないチャンス
僕が信頼している先輩方からの推薦による、リーダーの話
このプロジェクトが成功すれば、僕の評価はきっと今よりも上がるだろう
出世にも関わってくる
ずっと携わってきたこのプロジェクト
試してみたい
その思いで、僕は部長に返事をした
YN「はい。全力で頑張ります。
ありがとうございます」
部長「うん。じゃぁ、この後すぐにメンバーと打ち合わせに入るから」
YN「はい」
そして、午前中に
新しいプロジェクトのメンバーに僕がリーダーとして紹介され
早速、打ち合わせに入った
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裕(プロフ) - あみさん» 今コメントに気付きました！ごめんなさい<(_ _)>遅すぎるお返事お許し下さい！まだ読んで下さっていてくれるでしょうか？これからも宜しくお願い致します<(_ _)> (2018年1月19日 16時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 裕さんの書かれている小説、どれもこれも大好きです！いつもうるうるしながら読ませてもらってます。ありがとう！これからもお願いしますね！ (2016年8月6日 10時) (レス) id: 8871346393 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - アンジュさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´-`)続きも是非♪ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - もとじゅんさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)一度でいいからイケメンと付き合ってみたいもんです(爆) (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 今日、初めて、こちらを、読ませてもらいました。私が、泣きそうです。（ ; ; ） (2015年3月19日 15時) (レス) id: 6b3037758e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2014年9月13日 0時
