お礼のコンビニ土産 ページ36
YN「喧嘩とか…そういうのじゃないよ」
CM「じゃぁなんでもう解散なんですか？」
YN「えっ？」
CM「いつもならまだイチャコラしてる時間でしょうが」
YN「あっ…」
そうだった…。
まだこんな時間だった…。
いつもならばまだ数時間は一緒に居られると
僕は彼女を部屋に連れて帰って
別々の家に帰るのを惜しみながらさよならをするのに
なんだか無性に腹が立って、彼女をそのまま送ってしまった
YN「はぁ…」
なんでこうなるんだろう…
もっと一緒に居たかった
A…
CM「やっと気づきましたか」
YN「…。」
CM「で？どうして一人で飲んでるんですか？」
YN「…似合ってるって、言われたから」
CM「はっ？何が？」
YN「ジュリと僕が…似合ってるって」
思い出すのもイライラするのを
やっとのことでチャンミンに伝えたのに
チャンミンは、僕以上にイライラした様子で顔を上げた
CM「主語を付けろっ」
YN「っ！？」
CM「もう一度最初から」
YN「だから…その…」
僕は今日あったことをチャンミンに話した
するとチャンミンは冷たい視線を僕に向けて言った
CM「ヒョンが悪い」
YN「なんで！？」
CM「じゃぁ、ヒョンが逆の立場だったら。
どうですか？Aさんの元カレが仲間としてそこにいたら。
普通でいられますか？」
YN「っ！？そんなのいられるわけないじゃんっ！」
CM「…ですよね。
でもAさん。今日はどうでしたか？」
YN「えっ…いつものAで…」
っ！？
…そうだった
いつものAなのは
きっと無理をしていたから
帰りの車の中での彼女の言葉は
僕に送ってくれた、彼女の信号だったのだと
今更乍らに気付いた
YN「…。」
CM「ジュリさん、ヒョンとお似合いでしたからね」
YN「チャンミンまでそんな事言うなよ…」
CM「(笑)自信無くすのは分かりますよ。
だって彼女は地味ですからね」
YN「そろそろ怒るよ？」
CM「冗談ですよ(笑)
…フォロー、しといた方が良いんじゃないですか？
何なら、僕が行っても良いですけど」
YN「なんでチャンミンが行くんだよっ！
僕が行くよっ！」
CM「行ってらっしゃい。
今日のお礼は、Aさんのご飯で良いですから」
YN「お前っ！？」
でも…
チャンミンのおかげで、僕は見えていなかったものが見えた
僕は慌ててAのもとに向かった
深夜帰宅する帰り道
コンビニでチャンミンへのお土産を幾つか買い込み
家に帰った
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裕(プロフ) - あみさん» 今コメントに気付きました！ごめんなさい<(_ _)>遅すぎるお返事お許し下さい！まだ読んで下さっていてくれるでしょうか？これからも宜しくお願い致します<(_ _)> (2018年1月19日 16時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 裕さんの書かれている小説、どれもこれも大好きです！いつもうるうるしながら読ませてもらってます。ありがとう！これからもお願いしますね！ (2016年8月6日 10時) (レス) id: 8871346393 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - アンジュさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´-`)続きも是非♪ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - もとじゅんさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)一度でいいからイケメンと付き合ってみたいもんです(爆) (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 今日、初めて、こちらを、読ませてもらいました。私が、泣きそうです。（ ; ; ） (2015年3月19日 15時) (レス) id: 6b3037758e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2014年9月13日 0時
