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白碧 ページ1

1.雪の後はしん、と静か
僕の心は意外と静かで
言葉に言い表せないほど
フクザツだ
冷凍庫の中の保冷剤のように
凍ってる
僕を凍らす
元凶はキミだ
キミの言動で凍る
僕はキミのドライアイス
困ったもんだな
キミが熱いと
溶けちゃうじゃないか

なんとか言いながら
やっぱりキミが
元凶のくせして
ソファーなんだな
今は暖かいカイロのように
いつかは冷えてしまう
そんなカンケイでもいいから
キミのこと抱き締めても
いいですか?

寒い冬こそ
温もりが
じんじんする
指の先から
凍ったモノが
溶け出して
消えてしまう

どうとでもなれ

2.雨の後はひやっ、と冷たい
僕の心はあったかく冷たくて
ぬるくはないけど
居心地が何となく悪い
ポットの中のお湯のように
ぬるくなってる
僕を冷ます
元凶はキミだ
キミの息で冷める
僕はキミの
カップの中
困ったもんだな
キミの息が強いと
もっと冷えちゃうじゃないか

なんだかんだ言ったとしても
やっぱりキミが
元凶のくせして
湯冷ましなんだな
ちょうど良いくらいに
僕を冷ましてくれる
そんなカンケイの
恋をしてみたい。
そう思いませんか?

寒い冬こそ
二人で
あっため合いたい
キミの背から
温かい温度が
溢れ出して
宙に消える

消えないで

消えないように
抱き締めた
キミの温もりが
ちょうど心地いい
静かな雪の日も
冷たい雨の日も
寒い冬も
二人でいれば
一緒にいれば
ずっとずっと
あったかい
そんな気がするんだ

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作品ジャンル:詩/ポエム, オリジナル作品
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作者名:GUMI | 作成日時:2019年1月6日 11時

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