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5/スーパーヒーロー ページ5

▷赤城A◁



私は、九井くんが破った扉の上を踏み付けて進む



『アッツッッ』



耐えろ赤城A!!

こんな所にずっといる赤音さんは・・・
赤音さんはもっと辛い筈

早く、助けないと!



「ケホケホ」

『!?赤音さん!!?』



今、微かに近くから咳の音がしてたよね!?

何処!!?



「ゲホッッ」



!!こっちだ!!!

私は赤音さんがいる筈の方に向かって
走り続ける

火に足が入り爛れるけどそんなの気にしてられない

赤音さんが苦しんでるんだから



『赤音さん!!』

赤「ケホ、Aちゃん・・・?危ないよ、
ここに居たら・・・」

『自分の心配して下さい!赤音さんの方が
危ない状態なんですから』



私はとりあえず自分の着ているコートを赤音さんに被せる

あー、意識朦朧としてきた

煙が濃いところ通り過ぎたかな?

皮膚も爛れまくってるし



赤「Aちゃん、?大、丈夫・・・?」

『だから気にしないで大丈夫ですって、
気にしないでください』



私の推し達はみんな優しすぎるなぁ

自分より人の事を想ってるから・・・

“少しは自分の事も考えて〜”っていつも思いながら
見ることしか出来なかった

でも今は違う!!

思ってるだけじゃ終わらせない

その場にいるんだからそんなどうしようもなく
尊くて儚い命を・・・護れるんだから



『マズいな・・・煙がこの部屋まで充満してきちゃった』



玄関まで戻ってる時間はない

と、したら



『赤音さん、多分怖いから目瞑っててください』

赤「何するの・・・?」

『大丈夫、赤音さんは護るから』

赤「・・・ふふ、・・・信じるよ・・・・・・」



逃げるなら、もう窓しかない!

なんだけど、ここ二階

そんなの関係ないんですけどな!?

ふぅさてと、行きますか



▷九井一◁



赤音さんを、助けられた!



??「・・・違うよ・・・・・・ケホ、“ココ”」



“ココ”?

赤音さんは、オレをこことは呼ばない

“一”くんって、優しく呼んでくれるんだ



青「オレは赤音じゃない、青宗だ・・・」



心臓がドクンと嫌な音を立てて
それから何も考えられなくなった



  バリンッッ



「「!?」」




「人が、まだ人がいたぞー!!」



人・・・残ってるのは赤音さんだけだ!!



一「赤音さん!!?」

青「待てよココ!赤音にはもうそんな体力はない筈だ!」



じゃあ



スーパーヒーロー
が現れたって事か!!?



***

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らい(プロフ) - この作品大好きです。続き待ってます。更新頑張って下さい。応援しています。 (2022年3月31日 3時) (レス) id: 104ecba354 (このIDを非表示/違反報告)
ポテチ。 - 引きこもり隊さん» ありがとうございます。本当ですか!?すごい嬉しいです、共感してくれる人がいるなんて、、、。更新も頑張ります、頑張らせて頂きます。 (2022年2月25日 15時) (レス) id: b7f36b9500 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - ”推しの為なら命をかける”めっちゃ共感しかない…。更新楽しみにしてます。 (2022年2月24日 17時) (レス) @page3 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポテチ。 | 作成日時:2022年2月20日 9時

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