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愛の力 ページ25

大丈夫ー!
くもがぁ!どうしましょうかっ!?笑笑

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アオイside


さっきの鬼グモの集団…ざっと13、4匹くらいか。

13×2=26

26の真っ赤な目がギラギラ光っている。



鬼グモ『さっきの仕返しをしにきた』

アオイ「しゃべれんの」


初耳。


鬼グモ『さっきの仕返しをしにきた』

アオイ「うん」

鬼グモ『さっきの仕返しをしにきた』

アオイ「はい」

鬼グモ『さっきの仕返しを、』


機械かよ。


アオイ「わかった。で?」

鬼グモ『さらう』

アオイ「だれを」

鬼グモ『ミワ、姫』

ミワ「ひゃっ」

姫「きゃっ」


後ろで悲鳴が上がる。

みると姫とミワが鬼グモの背に放り込まれていた。


リン「くそっ…はなせ!!」


リンは鬼グモにおしつぶされて、必死にはいつくばってる。


ミワ「やめて…っ」

姫「やだっ…はなしてよっ」

リン「姫っ!」

アオイ「ミワっ!」

鬼グモ『助けたければ試練の洞窟の奥までこい。それとしゃべれるのは鬼グモだけだぜ』

アオイ「ナイスな情報どうも」


ドドドドと鬼グモの集団がいってしまう。

試練の洞窟…


リン「試練の洞窟って、カラオケ採点とか、クイズとか…」

アオイ「帰りはマグマの谷に浮かぶ小さな石を通るとか、命がけの橋渡りとか」

リン「行きは俺らでどうにかなるけど帰りは…」

アオイ「マグマは姫たちをおぶっていくしかないだろうな。橋渡りはなんとか…なるか?」

リン「おぶるよりお姫様抱っこだろ」

アオイ「うん。どうでもいいね」


面倒なことになった…

しかも仕返しってなんだよ。ガキかっつうの。



ーー色々あって洞窟前☆←


リン「オレら魔法使えないのに大丈夫か?」


どよーんとした雰囲気で、何もなければ絶対に近寄らないような洞窟。

みつけんのにけっこう苦労した。存在感薄い。



アオイ「魔法なんかなくったって姫を愛してるなら大丈夫だ」

リン「だよな。すべては、」

アオイ・リン「「愛の力だ」」




*

サランヘヨ(愛してる)→←今思った、天然しかいない件について


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作者名:メアリ&鈴蘭 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月7日 19時

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