天然三人組 ページ23
アオイside
モグラのヒゲが閉じてる時は動いても大丈夫。
開いているときは一切動くの息をするな。
……と言い忘れていた。
あいつらわかってるだろうか…。
オレがずっと息を止めろなんて言うわけないだろ。
ミワには木の棒で地面に書いた。
パサッ
よし、今だ
オレはミワの手を引き、リンのところまでダッシュする。
リン「んなっ…堂々と走ってるじゃねえか！」
姫「シィーっ！」
アオイ「ヒゲが閉じてるときは大丈、」
パサッ
おお、オレって本当観察力いい。
リンに目でわかったか？というと。リンはにっと笑った。
……うん、分かったってことでいいよな。
スススーとモグラが動く。
だんたん…だんだん近づいてきている。
ピタッ
目の前で止まった。
ミワはガタガタふるえて、リンと姫は真っ青。
ミワの手をそっとにぎる。
大丈夫、大丈夫だから。
オレが守るから。
お願いだからさけばないでくれ…！
そこからどれほどたったか。
やっとモグラが遠ざかって行き、やっと注意範囲からいなくなった。
ふはっと一斉に留めていた息をだす。
リン「こ、こわかった…」
姫「死ぬかと思った…」
ミワ「…………」
ん？
ミワがジィーッと手を見つめてる。
あ、やべ。
すぐに手を離す。
するとミワはぼぼぼぼっと赤く染まってく。
姫「えぇ！？なにミワちゃん！？かぜ！？」
ミワ「ち、ちが…う……と思う…。か、風邪のせいかなっ？
別に体調わるくないよ…っ」
……風邪？
アオイ「無理すんなよ」
リン「あーやだやだ。天然がわんさかいるやないの」
はあ？←なんかすみませんdyリン
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