麗のプリンセスと幸の国のプリンセス (ページ3)

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アスレチックdyメアリページ3

やった！
ありかとう鈴ちゃん！
うん、たのしもー！
いきなりだけど、コトカからミワになりました！

ーー

ミワside

アオイ「オレ遊んでるヒマないんだけど」

メアリ「まぁまぁ！いてら～」

ヘラヘラ笑いながら手をふるメアリちゃん…。

こんにちは、ミワです。

突然ですが、大変なことになりました。

メアリ「ミワちゃん、行ってらっしゃい！アオイと二人で！」

アオイ「意味がわからねえーよ」

ミワ「え…あ…」

“男の子と二人っきりでお出かけ”

そんなの絶対無理だと思ってます。

人生でそんなこと起こらないと思ってたのに…

まさかの初、男の子とお出かけです…！！

inアスレチック入り口

姫「こんにちはー！私姫！よろしくね！」

リン「オレはリンだ！よろしく！」

ミワ「ミ、ミワです」

私はぺこりとお辞儀をする。

姫ちゃんかぁ…かわいい。

背低くて、ニコニコしてて、リスみたい。

リン「アオイー！いこーぜ！いこーぜ！」

アオイ「受付してからだろ」

リン「あ、そーでした！ゴーゴー！」

そういってリンくんは、アオイくんをずるずる引っ張ってっちゃった…

in受付

係「小学校高学年３名と、小学校中学年お一人ですね」

姫「ち…ちがう…私……高学年…」

姫ちゃんがガーーンという感じで立ち尽くす。

係さんはあたふたと

係「もうしわけございませんっ！！小学校高学年４名ですね！失礼しました」

リン「アッハハハ！！！」

姫「笑うなぁ！！」

アオイ「本当ちっせぇ」

姫「アオイまでぇ～」

姫ちゃんがぶくぅとふくれてる。

私小さい方が可愛いと思うんだけどなぁ

ミワ「だ、だめだよそんなこと言ったら…」

姫「ミワちゃぁーん！！」

姫ちゃんがキラキラとした瞳で私を見てくる。

やっぱりかわいい…ドキドキする…

少女漫画読んでて、こんなかわいい子いるのかな？って思ってたけど、姫ちゃん似てる！

そう思わない…っ？

アオイ「んー、で？これ地図か」

アオイくんが持ってる地図。

迷路とか、すべりやすいコケの橋を渡るとか、マルタに足かけてぶらーんと向こうの岸まで行くとか…。

その他たくさん。

リン「よしっ！いくぞわくわく探検隊！」

姫「おー！」

アオイ「誰かツッコメよ…」

アーチをくぐって目の前には大自然…？

ドベシャ

姫「えっ？ミワちゃんだいじょーぶっ！？」

リン「小石でつまづくなんて…ドジすぎる」

ミワ「な、れてます…」

はずかしい…

私は毎日もってるばんそうこうを、少しすった足にはった。

*