鬼大量発生in恐怖の森 ページ13
ミワside
姫「あー本当!さっきはびっくりしたぁ…」
ミワ「姫ちゃん無事でよかったよ!」
私はかたまりながら、姫ちゃんは走りながらいう。
アオイ「おまえら過去じゃなくて現在っ。この状況考えろアホども」
リン「あ、それってオレもふくめられちゃったり?」
カブトムシをみてたリンくんは、テヘッと笑う。
アオイくんは当たり前だろって咳き込みながらにらむ。
無事にみんな橋を渡り終えて、次の障害物が森。
道なんてないけどきれいなところ。
透き通る水が流れてて、きれいなチョウチョがたくさん飛んでて、カブトムシとかクワガタとかいて、リンくんなんてさっきまでキラキラ目で
リン「楽園〜!!!」
なんてはしゃぎまくってた。
そう、さっきまでは。
今は真横に
『ルール確認☆』
一、ここは1グループずつしか入っておりません☆
一、助けは来ません、ここからまた魔法禁止でっす☆
一、みんなご存知の通り、このアスレチックは鬼がたあーくさんいます☆
ここにいる昆虫、動物ぜーんぶ鬼です☆
一、森は広いから、たぶん1泊くらいとまります☆頑張ってね!
という看板。
そして…
姫「うん、わかってる…!だから逃げなら話してる!!」
アオイ「本気でにげやがれっ!!」
姫ちゃんは大量のチョウチョに追いかけられてる。
あのチョウは、血を吸う吸血鬼型だとか…
リンくんはさっきもいったけどクワガタをみてる。
恐怖でじゃなくて、でけぇーって感動中。
…大きすぎるクワガタに、いつ食べられるかどうか…
アオイくんはカマをもった大きなカマキリと、メアリちゃんが行くときに、
『花火でもしたら?それとキャンプっぽく缶詰とカッター!…はないから、包丁でいい?』
と持たせてくれた包丁で
アオイ「メアリに帰ったらお礼言ってやるぜ。ってかカマをもつカマキリとか…カマカマキリじゃねえかよ」
なんてカンカンやってる。
私は巨大なクモ目の前に静止状態。
赤いガラス玉のような目がぎょろりと動く。
……に、にげなきゃ…っ
後ろに一歩下がると、シュルッとクモの糸が足に巻きついて
ミワ「わっ」
どべしゃっと背中、後頭部とうつ。
い、いや…普通尻もち程度なんだけど…
こ、これもすべてドジだから??
すると足にクモがドンっとのってきて…もうだめっ
手で顔をおおう、痛くしないでねっ
クモの歯が首筋にあたり、じゅるじゅる液体が入ってくる。
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キリ悪いからもう一個使わせてもらうね!
- 金 運: ★☆☆☆☆
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