アオイ。一か八かの勝負。 ページ11
えぇー！！本当にっ！？
なんかうれしいぃー！！キャァー！←
他の候補が知りたい笑
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アオイside
リンと姫の前にいる魚、どーやって橋の上のってきたんだよ…
目の前には魚の虹。
虹っつっても青一色でまったくキレイでも幻想的でもない。
いったらアーチだアーチ。
まあこの団結さには感動するが。←
手をつないだミワの手が、カタカタふるえてる。
なんか………調子くるう………。
こーゆー場合どーすりゃいいんだよ…←女子との関わりを持ったことのない人
ミワ「あ、あの…」
アオイ「なに」
ミワの震える声。
でもオレはなんとなく空を見てた。
あれって鳥…でか…
んー…恐竜だなあれ。
嫌なものを発見してしまった。
しかもこの橋を渡りおわった次の障害物、森の真上だ。
ミワ「アオイくん」
アオイ「だからなんだよ」
地平線まで森じゃん…。
確かこのアスレチックって、朝昼夜変わるんだよな。
こりゃ絶対野宿だぜ…
あの森にもいろんな鬼がいるらしいし…
ミワ「ア、アオイくんっ…下っ」
アオイ「は？」
ミワの声で下を見ると
アオイ「ふざけんなっ」
橋をかじってあふれでてくる魚(鬼魚)
チッ…こーなったら一か八か…
ミワのひざ裏に手を回し、ひょいっと一気に抱き上げる。
ミワ「へっ！？…アオ…アオイく…」
アオイ「文句なら後でたっぷりきいてやる。だから今は手え離すな。離したら殺す」
顔が赤くなるミワを無視しオレは全力疾走。
ツルツルでこけそうになるのをバランスをとって走り、アーチをくぐる時はミワを頭からここえ込みぬける。
ミワはもうやけくそだと思ったのかぎゅっと首に回す手に力を込めた。
…ってやめろよっ
アオイ「うわっ」
ミワ「きゃっ」
動揺してあやうくすべりそうになる。
手を離すなとはいったけど…
ちょっとだけこの作戦をとったオレを後悔する。
姫「えぇっ！？」
リン「はあっ？」
姫とリンが驚くのが視界の端に見える。
デカ魚をひょいっとよけいっきに橋をわたりきった。
あのデカ魚、図体でかいくせにのろいんだよ。
アオイ「大丈夫か…っておいっ」
ミワをおろすと、足に力が入ってないのかへにゃっとくずれた。
アオイ「しっかりしろよ」
ミワ「ご、ごめ…ごめんなさい……あ、りがと…うございます」
なぜにカタコト。
ミワが顔を真っ赤にしてるのも見て、なんだかオレも恥ずかしくなった。
リン「アオイオレをみすてるなあぁー！！！」
がんばってリンくん♡(棒)
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