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A said
『覚えてないんだ・・・』

スンチョラたちが出ていった店内で一人つぶやく。

JS「ヌナ!」

綺麗な声が聞こえて、入り口に視線を向けると、ニコニコしている男子生徒が一人。

『ジス。いらっしゃい。今日のお目当ては?』

JS「ヌナ!」

『はい?』

JS「今週の土曜日、空いてる?」

『空いてるけど・・・』

JS「じゃあ、朝の十時に駅前ね。バイバイ〜!」

『ちょっ・・・』

調子よくさっさと用件だけ伝えて消えたジス。
土曜日に何の用かな?

ジス said
?「ほんとにいい?迷惑じゃない?」

JS「大丈夫だよ。」

?「ほんとに?」

JS「しつこいよ。」

?「だって・・・」

JS「大丈夫だって。ヌナきっと喜ぶよ!!」

土曜日が楽しみ。
そう考えると、自然と頬が緩んだ。

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作者名:haru | 作者ホームページ:http//0824  
作成日時:2020年10月11日 15時

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