きっと、分かっている (ページ10)

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出会い5（you）ページ10

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「おお、大丈夫！？笑笑」

全然心配してないじゃん 1人で爆笑しているやまとくん

少し睨むと

「ごめんごめん、、、笑笑」

我慢しようとしてるのだろうが、口角が上がっている

自然と釣られて私も笑っていた

「名前は？なんていうの？」

やまとくんが聞いてきた

「Aって言います

そこ、バイト先なんです初めてまだ3ヶ月だったんですけど」

私の顔が曇り始めると優しい声でこう言った

「何があったかは知らないけど、きっとAは悪くない」

やまとくんは私を信じてくれるんだ

テオくんは先輩を信じたのに

そう思うとまた涙が出そうになる

「なんでですか？」

思わず聞いてしまった

「え？」

困った顔でやまとくんが答える

「なんで、私を信じてくれて、優しくしてくれるんですか」

涙が頬をつたう

服の袖で涙を拭きながらやまとくんが答える

「ほら、左のほっぺだけ赤いよ

痛かっただろ少し切れてるし、ちょっと待ってて」

自動販売機で水を買い頬に当ててくれた

「ね？そう言う事」

　

きっと分かっているんだろうこの人は

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