きっと、分かっている (ページ22)

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関係6（yamato）ページ22

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「私、先輩に助けられたんです」

仲の良い先輩後輩だった事は知ってある

仲良くなった理由も

「やまとは、先輩と私を重ねてるだけだよ」

その言葉で頭が、心が、身体が、一瞬にして重くなった

夢から現実へと引き戻された瞬間だった

「そうだな、そうかもしれない」

Aは困った顔で優しく微笑んでいた

突然、俺の前から消えたA

「先輩はもう居ないんです、しっかりしてください」

そんなこと分かっている

そんな事なら好きだと伝えていればよかった

「また、連絡します」

そう言ってAは席を立った

家に着いた俺は、今日録音した音声を聞いていた

「また、A先輩に逢いたくなったんですね

もう、私A先輩のフリするの疲れました」

俺が寝ている時に話しているのをたまたま知り

次行く時は必ず録音しておこうと思い出した行動だった

「〜〜〜〜」

？

どう言うことだ