きっと、分かっている (ページ13)

今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:30,379 hit

出会い8（yamato）ページ13

ㅤㅤ

カクカクしかじかで

俺はAと話した事をひゅうがに伝えた

「けど、結局何があったかは聞いてないんだな」

わかんねえじゃんタバコを咥えて窓を開けた

「おい、俺の車禁煙」

舌打ちしてタバコをしまった

「珍しいな、お前が気にするなんて」

確かに

「親切心だよ」

口ではそう言ったが、実際のところ気になっていた

「そうかよ」

ひゅうがが何か言ってたが、頭がAの事で頭がいっぱいで聞いてなかった

店に入った瞬間、ザワザワとした店内

だけど、何も気にせず淡々と案内する子

　

この子は俺らのこと知らないのか？

そう思うとなんだか負けた気がした

だけど、お会計時に俺らを知っている発言があった

ひゅうがも驚いていた

なんだか嬉しかった

　

伝票を取りに行ったAが居なくなると

「テオくんあーゆうのがタイプって言ってなかったっすか？」

ゆうたがテオくんに聞く

「あー！知ってるけど知らな態度をとる子ね！？よく知ってるね？」

なんて話してるとノックもせずに誰か来た

「違いますよ〜あの子気を引くためにやってるって裏で言ってましたよ〜」

なんだこの女は、俺は初めから気に食わなかった

「えー！ショックー」

なんて言うテオくん

するとAが来た

ㅤㅤ
ㅤㅤ