（だーすーからのプレゼント�◆� ページ48
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夕日も沈んで、暗くなったので
防波堤のところに二人で並んで座る。
夜風が冷たくて寒いけど、
すだおが手を繋いでいてくれてるし、
マフラーを巻いてるから暖かい。
「寒いねぇ〜…」
菅田「もっとくっついてええよ」
私に彼氏が出来たら
こんなふうに扱ってくれるのかな、とか思いつつ。
菅田「あ、そうだ。誕プレあげるわ。」
「わ、ありがとう！」
出てきたのは
いかにも高級ですよ〜って喋りそうな小さな箱
すだおだからオシャレなんだろうなあ、
と思いながらお礼をして受け取る。
菅田「今開けてや」
「うん」
ラッピングをほどくと、
中から出てきたのはハンドメイドのイヤーカフ。
私が好きな雰囲気で
ダイヤモンド(？)が綺麗にあしらわれていた。
「え、これ…だーすー作ったの！？」
菅田「まあな」
「ありがとう…！」
すだおの横腹に抱きつくと背中に手を回してくれた。
気を許してくれてる、そう思えてにやけた。
菅田「こんな所撮られたら大スクープやな」
「すだおはお兄ちゃんですって言うから大丈夫」
菅田「そっか……」
そして江ノ島から自宅まで戻り、
だーすーの車を降りる
運転席側まで回り込んで窓を覗き込むと、
窓を開けてくれた。
菅田「はよ寝るんやで」
「うん、ありがとうだーすー」
菅田「お誕生日おめでとう。あとさ…」
すだおの声が少し小さくなった
「ん？なになに？」
菅田「ずっとAのこと好きやから」
おやすみ、と私の頭をポンとして
車は行ってしまった。
どうやら、
とんでもない誕生日プレゼントを貰ったようです。
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作者名：chess
| 作成日時：2019年3月28日 1時
