花のち晴れ ページ31
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◾ 江戸川 音
花のち晴れのヒロイン
「あなたは私のことが好きなんですか」
神楽木「好きだ。
ずっと頭ん中はお前のことばかり。
何しててもここに江戸川がいれば…って考える。
江戸川に好かれるにはどうしたらいいか、
どうやったら触れられるか、好きで好きでたまらない。
本当に江戸川のことが大好きだ。」
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監督「はい、カット〜！」
「ふはぁ… 紫耀くんのセリフ胸きゅんだな」
平野「ほんとに？」
「世の中の女子はイチコロ」
平野「Aは？」
そっと私の手を両手で包み込んできた
ゴツゴツした手に少しドキッとする。
「うーん、晴 かっこいいよね」
平野「晴としてじゃなくて平野紫耀としては？」
「え、ーっと」
今田「はいはい、
Aに迷惑かけちゃダメですよー」
「美桜ちゃん！」
今田「ほんとA可愛い。おいで！」
手を広げられたので、その中へ
「ぎゅっ」
今田「かわいい〜」
平野「……」
紫耀くん拗ねちゃった。
拗ねてる顔もイケメンってなんなの？
世の中は不公平すぎやしないかい。
「紫耀くん、腕広げて」
平野「……？」
「いいからいいから」
先程の美桜ちゃんと同じように腕を広げて
紫耀くんの方へ体を向ける。
そして紫耀くんの脇の下に腕を通して抱きしめる。
「はい、ぎゅー」
今田「やっぱりかわいい〜」
平野「…っ！」
紫耀くんは手でパタパタ自分の顔を扇ぐ
照れてんのかな？可愛い年上だぜ。
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作者名：chess
| 作成日時：2019年3月28日 1時
