私の日常 【Kazuma Kawamura】

むこうみずな ページ5

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夕日が沈む瞬間、今日もまた景色を撮りに橋へ足を運んだ。

おじいちゃんにもらったカメラを使ってみようと思って、2つカメラを持ってきた。ポラロイドの方は撮ったらすぐにフィルムが出てくるから、二眼レフを使ってみてる。









？「 あれ、こないだのオネーサン？ 」


「 あ、… 」







後ろから声をかけてきたのは
このあいだ会った黒マスクに黒キャップのお兄さん。

今日もハイブランドの物を身につけてる。
24karatsというロゴ、どこかで見たことあるような…？

あ、まこくんが持ってる小物によく似てるんだ
最近の若い男の人に人気なブランドなのかな。
じーっとその人の服装を見つめてしまった。









？「 ん、なんか付いてます？ 」


「 いや、オシャレだなって思いまして 」


？「 あぁ、職業柄オシャレにしてなきゃダメなんすよ 」


「 へぇ……モデルさん、とか？ 」







一瞬ビックリしてたけどマスクとキャップを外してくれた。

前も見たとおり端正な顔立ち。
まこくんに負けず劣らずのイケメン。









壱馬「 THE RAMPAGEってグループのボーカルしてます。川村壱馬です 」







川村壱馬、

その名前はどこかで聞いたことある気がした。








「 やっぱり芸能人の方なんですね。私は藤村Aです 」


壱馬「 失礼なんですけどおいくつですか？ 」


「 ？…24歳です 」


壱馬「 年上？ 」







そんな驚くことなのか、私が幼いとでも言いたいのかな。そんなこと言われたことないけどね。









壱馬「 そっか、そうなんや 」


「 え、あの、なんですか 」







少し迷うようにして私と目線を合わせる。
その目は何かを決意した目だった。









壱馬「 また会えたら連絡先交換してくれません？ 」









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